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新明和工業(株)【7224】の掲示板 2020/12/28〜2022/06/08
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>>780
1機だけ製造された史上最大の飛行艇「H-4」
製作者は伝説の大富豪ハワード・ヒューズ(1905-1976年)。彼の半生は映画『アビエイター』でレオナルド・ディカプリオが演じた。
第2次大戦中、大西洋でドイツのUボートにより多数の艦船が撃沈され、苦戦していたアメリカでは巨大飛行艇による兵力の大量輸送が考案されます。
アメリカ軍は現実的ではないと考えましたが、政治圧力や世論により渋々了承します。
しかしアメリカ軍はこのプロジェクトを妨害するように無理な条件をハワード・ヒューズに突きつけたのです。その条件とは機体は全て木材で作るというものでした。軍は不足するアルミを戦闘機や爆撃機向けに使いたかったのです。
木材による巨大飛行機の製造技術はまだ確立していないにも関わらず、軍はH-4の開発にも協力しませんでした。このためプロジェクトは大幅に遅れ、試作機が完成したのは終戦後の1946年。そしてH-4の生産計画は中止となりました。
1947年、10万人もの人々が見守る中、カリフォルニアのロングビーチでヒューズ自らが操縦桿を握り滑水テストを実施。
海面から高度25mの空中を1マイル(約1.6km)飛んだのが、H-4の最初で最後の飛行となりました。8発の巨大飛行艇は、上記映画にも表現されている。
ABCD包囲網 2022年5月25日 18:03
>>770
岩国視察の目的は、多分、これだと思います。
乗り物ニュースの記事です。
『双胴の飛行艇「リバティーリフター」開発計画を立ち上げ
アメリカのDARPA(国防高等研究計画局)は2022年5月18日、「リバティー・リフター」計画を立ち上げたと発表した。
ARPAが発表したコンセプトCGとコンセプト動画のリバティー・リフターは、2つの胴体と、両胴体間に4基、各胴体の外側に各3基合計10基のエンジンを主翼上に備えた「双胴機」として描かれている。
しかしながら、アメリカは近年、大型の飛行艇や水上機を開発しておらず、アメリカ軍もその運用ノウハウを失っている。
そこでアメリカ空軍特殊作戦コマンドは2021年11月に、副司令官のエリック・ヒル空軍少将を長とする代表団を海上自衛隊岩国航空基地に派遣している。この訪問はUS-2飛行艇の視察と、長期に渡って飛行艇を運用してきた海上自衛隊から、水上機の運用ノウハウを学ぶためのものであったと報じられている。
」