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ライフネット生命保険(株)【7157】の掲示板 〜2015/04/28

中期経営計画は誰が考えても達成不可能だ。
そのような計画を上場企業がホームページに掲載し続けるべきではない。
企業理念である「正直に」が空虚に映る。

問題は、では、どう改正するか、だ。
黒字化に重点を置き安定低成長企業になるか、ドンドン赤字を出して成長を狙うか、の選択でしょう。

まず、前提として考えるべきことは保険料は必ずもっと値下がりするということだ。
歴史は繰り返す、絶対に競争は今の状態では終わらない。
間違いなく体力勝負になる。
大手が2,3社に絞られお互いに、もう値下げはやめようよ、という暗黙の合意が成立するまで値下がりする。

もう一つは、保険販売の主力である店頭販売を受け持つ保険代理店の社員は何種類もの保険をきちんと説明できるほど勉強家ではない、ということだ。
彼らは、お客さんに3種類くらいの保険を案内する。
1種類だけではお客さんにその商品を押し付けているように思われるからだ。
しかし、彼らがきちんと説明できるのはその3種類くらいであり、かつ、結論は1つの保険に決まっている。
客観的に説明しているようだが、実は売るのはA保険と決めており、B保険・C保険はA保険の長所の説明するための道具でしかない。

もちろんお客さんが意図に反してそれ以外の保険を買うのならそれでいい。
彼らにとって、とにかく売れればいいのだ。

ただ、お客さんは自分で判断できないから窓口に来ているのであり、当然、彼らが勧めるA保険が一番売れる。
要は、説明が簡単な保険、具体的には保険料が安い、基礎部分で先進医療が付いている保険が売れる。

岩瀬社長・出口会長はネットの力を過大評価した、それが中期計画がかくも無残に破たんした原因だ。
それはいいのだが、次の計画を立てる時には、保険契約の最終判断者であるおばちゃんが何を基準に保険を選ぶか、をきちんと考慮すべきだ。

人気がある商品が売れる、みんなが知っている商品が売れる。
そのためには何をすべきか?

当然、有力企業との合併でしょ。
オリックスがやっているように、ドンドン資本を投入して値下げしてブランドを確立していくしかないと思う。

社長の仕事というのは総理大臣と同じで、将来のために必要であれば株主から猛批判を浴びる施策を実行しないといけない。
ライフネットで言えば大幅増資だ。
現在の株主の価値を大幅に希薄化して有力企業から資本を入れてもらう。

安倍首相の祖父の岸首相は自分のクビと引き換えに日米安保条約を通した。
岩瀬社長も、今、この時期に株主から憎まれても10年後のライフネットのために有力企業の傘下に入ることを決断すべきだと思う。