日立造船(株)【7004】の掲示板 2021/01/10〜2021/01/22

グリーンリカバリーに関連する主な政策
EU
欧州グリーンディール
⇒2030年の排出削減目標引上げ、水素や電池などに力点かつ、デジタル化の推進

米国
11月の大統領選が焦点
⇒バイデン候補は環境インフラ整備に4年間で2兆ドル投資を表明

英国
重工業の脱炭素化に3億5千万ポンド投資
2030年までに洋上風力発電の容量を40GWに
カナダ
コロナ関連の企業向け融資で温暖化対策を条件に
韓国
7月にグリーンニューディール構想を公表⇒EVや燃料電池車の普及目指す
日本
TCFDサミット⇒脱炭素めざす320社選定、電力システムや再生可能エネルギー、水素技術の開発を推進

出所：日経ヴェリタス「コロナ復興 緑の処方箋」


このように各国が積極的に環境政策へ取り組む背景として、コロナ禍での在宅勤務やおうち時間の増加により電力消費の構造変化が起きている点が挙げられます。

特にデジタル・トランスフォーメーション (DX)やあらゆるモノがネットにつながるIoTの普及に伴い、電化住宅や電気自動車、工場の電化において、情報・データの移動に必要不可欠な電力の長期的な安定供給が欠かせないとされています。

電力供給においては、国際エネルギー機関（EIA）の試算によると、2018年時点で再生可能エネルギーが占める割合は全体の全体の1/4に過ぎず、石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料が6割超と現代社会がいかに依存しているかが分かります。