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(株)村田製作所【6981】の掲示板 〜2015/04/27

円レートは昨年平均が79.8円。
現在は85.7円くらい。
昨年平均よりは7.4%円安になった。

しかし、2008年のリーマン破綻前は107円台であった。そして、より長
期の為替レートの推移を見ると、まだまだ円高は行き過ぎている。特
にアジア周辺国の通貨に対しては、異常なほど円高である。

12月27日本経済新聞27面に村田恒夫社長のインタビュー記事が載っ
ていた。その中で、社長は、コスト削減策として、フィリピン、マレーシ
ア、中国への生産拠点の移転を述べている。こうした国家は、大規模
な自国通貨安誘導政策を実施している。

どんなに優良企業であっても、為替の変動に打ち勝つことはできな
い。1ドル=40円になれば、シャープを始めとする日本の大部分の電
機企業は倒産に追い込まれる。村田だって生き残れるかどうかわから
ない。逆に1ドル=800円になれば、日本企業は、サムスンや鴻海精
密工業などのライバルを叩き潰す力を残している。競争力というのは、
企業の努力よりも、為替レートによって決定される。

アベノミックスの結果、円安が進んでいるが、まだまだ不十分である。
政府・日銀が一層の金融緩和の強化という形での円安誘導を進め
る必要がある。円安がどんどん進めば、村田の工場の海外移転計画
は破棄され、そらに円安が進めば、海外生産拠点の国内回帰も考え
られる。その時は、村田の成長、株価の上昇と共に、日本経済が成長
して行くことも、間違いないと言えるであろう。

実質実効為替レート 継続する超円高
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/blog-entry-4.html

購買力平価から見た円相場の水準 対アジア諸国通貨
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/blog-entry-7.html

超円高の原因 国家による介入
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/blog-entry-9.html