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レーザーテック(株)【6920】の掲示板 2023/03/15

関係ないかも知れませんが日経にこんな記事が。


サムスン、韓国に半導体新拠点 受託生産に計31兆円投資
#米中衝突 #アジアBiz #エレクトロニクス
2023/3/15 10:04

平沢キャンパスでも活発な半導体投資が進む
【ソウル=細川幸太郎】韓国サムスン電子がソウル市近郊に新たな半導体拠点を建設する。先端半導体の受託生産工場を計5棟建てる計画で、投資総額は300兆ウォン(約31兆円)規模になるという。米中対立の先鋭化で浮上した半導体を巡る地政学リスクを意識し、韓国政府の支援を受けながら自国内での巨額投資に踏み切る。

韓国政府が15日午前に開く経済会議で、サムスンの半導体部門トップの慶桂顕(キョン・ゲヒョン)社長が半導体拠点の新設計画を明らかにする。ソウル近郊の京畿道龍仁市に710万平方メートルの用地を確保し、半導体生産の工場棟を順次建設する。1棟目の生産開始は2029年ごろになる見通しで、42年までの総投資額は300兆ウォンを想定する。

新拠点は受託生産の専用工場を想定する。微細な電子回路を形成する半導体は年々量産の難易度が高まり、設備投資の金額も膨らむ傾向にある。生産工程を外部企業に委託するケースが増えており、サムスンは設計専業の半導体メーカーからの受託生産事業を成長の柱に位置付けている。

龍仁市の新拠点は、サムスンにとって国内4カ所目の半導体製造拠点となる。3カ所目で広さ290万平方メートルの「平沢キャンパス」は工場6棟が稼働予定で、現在4棟目の建設が進む。まだ2棟分の増設余地があるものの、用地確保と整備に時間がかかるため新拠点建設を早期に表明した。

自動車やIT(情報技術)など幅広い産業で技術革新のけん引役となる半導体は、米中対立の焦点になっている。米政府が中国の半導体産業を抑え込むため規制を打ち出すなか、同盟国の韓国サムスンは米政府の要請に応じて米国でも半導体工場の建設を進めている。最先端工場を自国で運営する一方、米国でも一定の量産規模を確保することで地政学リスクの低減を狙う。


半導体産業ではTSMCとサムスンが最先端技術を競い合っている。調査会社トレンドフォースによると、受託生産分野では台湾積体電路製造(TSMC)が世界シェアの56.6%を握り、サムスンは16.4%の2位。サムスンは生産規模の拡大とともに最先端半導体の研究開発にも注力し、TSMCに対抗する。

サムスンが韓国内で長期的な投資姿勢を示すことで有力サプライヤーの韓国進出を促す効果もある。オランダのASMLや日本の東京エレクトロンといった製造装置の世界大手が韓国で拠点を拡充しており、今回の巨額投資で装置や素材メーカーの韓国進出が加速する可能性がある。