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(株)フェローテックホールディングス【6890】の掲示板 2020/09/11〜2020/10/09

半導体ウェーハ子会社の株式一部譲渡のお知らせ

株式会社フェローテックホールディングス(以下「当社」)は、本日開催の取締役会において、半導体ウェーハ事業の中核子会社である杭州中欣晶圓半導体股份有限公司(以下、「FTHW」)を中国株式市場への上場を目指すことを前提に、当社グループが保有する株式の一部(同議決権ベース:60%)を、中国の地方政府および民間の投資基金等へ譲渡(以下、「本件譲渡」といいます。)することを決議しましたので、以下のとおりお知らせします。

1.譲渡の理由、上場準備の目的
2019年には、FTHWにて半導体ウェーハ事業の中核工場である杭州大江東工場が立ち上がり、現在ではグループで月産88万枚の生産体制を構築し、中国における半導体ウェーハメーカーの大手の一角を占めるまでに成長しております。
一方で、半導体ウェーハ事業は巨額の設備投資を要する為、当社グループの財務への影響も大きく、更なる事業拡大には、外部資本の導入を含めた資金調達の多様化が喫緊の経営課題となっておりました。また、昨今の米中貿易摩擦の激化により、中国では、特に半導体の国産化の流れが従来以上に加速しております。この国産化の対象には、半導体製造装置のみならず、半導体製造用の部材・材料の国産化も含まれており、特にICチップの主要な部材である半導体ウェーハについては、現状その殆どを輸入に依存している状況である為、自給率の向上が強く求められております。その中でも300mm半導体ウェーハは主にメモリー・ロジック向けに使われる為、中国政府としても戦略的国産化製品として税制優遇や補助金等の各種支援を強化している状況です。

当社グループとしては、中国政府の政策の恩恵を受けながら、資金調達の多様化、グループの財務体質の改善、優秀な人材の確保を図るべく、様々な方策を模索しておりました。
その結果、FTHWの中国株式市場への上場を目指すことで、資金調達および人材面の経営課題を解決するとともに、上場に至る資本政策の過程において、FTHWの当社グループ持ち分の一部を地方政府および民間の投資基金等へ売却し、グループの財務体質の改善を図ることが、当社の企業価値向上に資すると判断し、今回の決議
に至りました。

上場日等の詳細は現時点では未定であり、上場を行わないという結論に至る可能性もあります。