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ミナトホールディングス(株)【6862】の掲示板 2018/11/14〜2019/07/30

>>235

ITDLabは静電力を利用した人工筋肉の技術も保有してるんですね。

エンジン、モーターに次ぐ“第3の駆動機構”。「静電アクチュエータ」が世界を変える!

ストローブ株式会社は、東京工業大学の実吉敬二准教授と、主にロボットの“人工筋肉”に用いるための静電アクチュエータの開発を進め、2018年春の実証実験を予定している。

この静電アクチュエータは、正負の平板電極となる銅箔のテープを一定の間隔を空けて相互に折り重ね、多層構造にしたもの。この電極に電圧をかけると、筋肉のように収縮する。300vの電圧で10kgf/㎠(1㎠あたり10kgの力)という、人間が発することができる最大級の瞬発力や、自動車を動かせる大きな力を出すことが明らかとなっている。

本製品の最大の特長は、軽量であること。材料として、モーターのように鉄の磁性体を必要とせず、銅箔を用いるのみ。ある大きさのモーターと同じ出力を得るのに必要な重量は、およそ6分の1だ。ウェアラブルのパワードスーツや移動体などに採用すれば、重量を大きく軽減でき、機動力が一気に高まるだろう。

また、収縮の方向が直線であるため、モーターやエンジンの回転力を直線運動に変換するギアが不要。よって、力をダイレクトに伝えることができ、エネルギー効率はエンジンの30~40%に対し50%程度と高い。電圧の調整だけという制御の簡単さもメリットだ。こうした特性から、エンジン、モーターに次ぐ“第3の駆動機構”となることが期待されている。

あらゆるアクチュエータと比べても、 欠点が見つからない圧倒的な競争力

本製品の想定用途は、軽量さを生かしたウェアラブルのパワードスーツなど移動を前提としたロボティクス領域。当該市場の規模は、2020年におよそ580億円、25年は1060億円、35年には1900億円程度と想定しているという(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構のデータより同社が独自に試算)。

アクチュエータには、電磁式、空気圧式、油圧式、形状記憶式、熱膨張式、圧電式、高分子式(誘電/ゲル/ICPF/CNT)など、多様な種類がある。また、アクチュエータの性能や特性としては、重さ、小型化、エネルギー効率、発生力、応答性、制御性、柔軟性、耐久性、駆動距離といった項目が挙げられる。

各種アクチュエータが有する性能や特性には、それぞれ長所、短所がある。しかし、静電式には短所が見当たらないのだ。かつ、主材料は銅箔とPETなどの絶縁樹脂であり、コストも安い。このため、圧倒的な競争力を得ることができると同社では見ている。

すでに、産業界からの反響は大きい。展示会への出展や「ILS(イノベーションリーダーズサミット)」への参加により、名だたる自動車メーカー、機械メーカー、化学メーカーなど、数十社からアプローチを受けている。現在、そのうちのある企業から、製品化を前提とした開発要請を受けているところだ。