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(株)メイコー【6787】の掲示板 2016/02/15〜2016/08/10

大手企業が、電気自動車(EV)やスマートフォン(高機能携帯電話)、発光ダイオード(LED)などに使う先端素材・部品の国内生産を拡大します。

住友化学は、LED向け基板材料を25%増産します。

プリント基板大手のメイコーは、EVの普及などを見込み、新工場を建設しました。 

各社は、研究開発拠点も増強します。

汎用品生産が、海外に移転する中、日本勢が競争力を持つ先端素材・部品が、投資や雇用をけん引する構図であります。

世界市場でのシェアが高く、利益率の高い素材・部品が増産や研究開発投資の『主役』になりつつあります。

住化は、愛媛工場で、LEDの基板材料となる、高純度アルミなの生産能力を25%増やしました。

LED市場は、照明のほか、液晶テレビのバックライト向けなどに急拡大しています。

高純度アルミナは、製造が難しく、大手メーカーは、世界で3社程度、住化は、基盤への加工技術などに強みを持ち、LED用では、5割の世界シェアを持っています。

メイコーは、福島工場内に約30億円を投じて、工場等を建設、国内で、約2割の能力増強となり、数百人規模を雇用しました。

汎用品生産の海外移管を進める一方、国内は先端品の開発・生産に特化します。

新工場等には、生産性を高める、新工法の試作ラインを設置し、大容量の電流に耐える必要のある、EV向け基板などを生産しています。

NTNは、桑名製作所で、航空機や高速鉄道車両などに使う、べアリング(軸受け)の生産を2割程度引き上げました。

三菱重工業や三井金属などによる、リチウムイオン電池関連の設備増強も目立ちます。

先端素材・部品は、技術革新のスピードが速く、日本勢の世界シェア高い分野が多いのです。 

円高になったとしても、投資を回収できる利益が、期待できると見ています。