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シャープ(株)【6753】の掲示板 2021/01/30〜2021/02/02

シャープは工場やビルなど場所を限定した高速通信規格「ローカル5G」の導入支援サービスを、2021年度に始める。親会社である台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と連携して小規模向け機器を開発し、現在数千万~1億円程度の導入費用を約5分の1に引き下げる。初期導入費用の抑制につながり、普及に弾みがつく可能性がある。

端末と基地局、情報をやりとりするためのコアネットワーク(基幹網)を一括導入するサービスを始める。保守・管理なども手掛ける。小規模向け基地局などを生産する鴻海と設計や開発で協業し、数十~数百の端末とつながる設備を用意する。既存設備は数万以上の端末とつながることを前提とした機器が中心で、価格が高い。シャープは中小規模向けに1000万~2000万円程度で導入できるようにする考え。

千葉県と広島県の2拠点で3日、実験施設を開設する。工場や農場、建設現場など幅広い用途での利用を想定し、対応したアプリケーションを顧客と開発する。

ローカル5Gは高速・大容量のほか遅延が少なく、情報セキュリティーも高いといった特徴を持つ。シャープは小規模・低価格を武器に市場取り込みを狙う。