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シャープ(株)【6753】の掲示板 2017/06/24〜2017/06/26

米WD、韓国勢の連合入りに反対 東芝半導体買収
日本経済新聞2017/6/26 17:50 [有料会員限定]
アジアニュース
 東芝の半導体メモリー事業を巡って、協業先の米ウエスタンデジタル(WD)が26日、東芝に改めて反対の書簡を送ったことが分かった。東芝が優先交渉相手に選んだ日米韓連合のなかに韓国の半導体メーカー、SKハイニックスが入ることに懸念を示した。自社の買収案が日米韓連合に比べ優位である点も強調した。

 WDは米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と組み、産業革新機構と日本政策投資銀行を加えた日米連合として買収をめざす構え。ただ東芝は産業革新機構が主導する日米韓連合を優先交渉先に選んでおり、WDの提案が受け入れられるかは不透明な情勢だ。東芝は日米韓連合と最終合意を結ぶために詰めの交渉を急いでいる。

 東芝はWDに対して議決権を取らないなどの譲歩を迫っていた。これに対しWD側は東芝の要求を受け入れる案となる。将来の子会社化を放棄することを認めた上で、買収金額を総額2兆円規模に引き上げた。東芝と日米韓連合との最終合意の直前に対抗案を提示した。

 革新機構は米投資ファンドのベインキャピタルと韓国SKハイニックスが参画する日米韓連合とは別に、現時点でも並行してWDとKKRとの連携を模索している。WDは書簡で「ハイニックスが資金提供のみで参加することは考えられない」と主張し、反発した。

 東芝の半導体メモリー子会社の「東芝メモリ」の第三者への売却に強く反発してきたWDは、競合のハイニックスが入る日米韓連合に参画することはできないと判断。これまで連合を組んできたKKRとともに最終提案を打ち出した。

 WDは米カリフォルニア州の上級裁判所に売却差し止めを求めて提訴しており、7月14日に法廷審問が予定されている。WDは買収提案をしながらも法的措置を継続し、日米韓連合への売却に対抗したい考えだ。