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明星電気(株)【6709】の掲示板 2020/04/10〜2020/12/01

(その2)

『IoT先進事例(29)明星電気 小型気象計、農業・防災に活躍 』
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/547021 (2020/2/6 )
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気象観測装置や宇宙観測、防衛関連機器などハイテク製品を幅広く手がけている
明星電気。最近は気象災害増加で河川向け水位計、小型気象計「POTEKA
(ポテカ)」などが脚光を浴びている。地球温暖化の影響で毎年、超大型の台風
が発生。ゲリラ豪雨も各地で頻発し、住民や農作物に大きな被害を与えている。
そんな時に繰り返されるのが“数十年に1度の大雨”という表現。ハザードマップ(災害予測地図)や住民の避難勧告でも、今までの経験則が通用しなくなっている。

こんな時に活躍するのが、ポテカだ。特定エリアの気圧や気温、風速、風向などの気象変化をリアルタイムでデータ収集、無線で送信する。短時間の天候変化に素早く対応できる。池山正隆社長は「IoT(モノのインターネット)技術の進歩で、我々のビジネスの可能性がどんどん広がっている」と話す。

台風の進路予測でも同様だ。2018年の台風12号は高気圧と寒冷渦の影響で、日本列島付近で“東から西へ進む”異例のコースをたどった。こんな時も同社のラジオゾンデ(高層気象観測装置)を雲の上から投下すれば「測定データで、進路予測精度を上げられる」(池山社長)。

農業でポテカなどの気象データを活用すれば、作物の収量を上げたり、施肥や収穫時期を判定して生産コストを安くしたりできる。いずれにせよ、気象データ活用のカギを握るのはIoTだ。明星電気はIHIの子会社で、IHIが持つ技術や人工知能(AI)の人材を直接利用できる強みがある。IHIは米国シリコンバレー
企業や大学などと共同研究を加速しており、この恩恵も受けられる。

加えて成層圏上空を飛行する衛星の観測機器なども、明星電気は生産している。
洪水や台風増加で最近は日本だけでなく、東南アジアなど海外からも同社への引
き合いが増えている。地球規模の観測に同社の機器が活躍、貢献する日も、
遠くはないかも知れない。(編集委員・嶋田歩)
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