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ニデック(株)【6594】の掲示板 2021/11/26〜2021/12/03

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add****** 強く買いたい 2021年11月29日 13:10

「1番以外はビリ」日本電産、工作機械最大手への挑戦
コラム
2021年11月29日 5:00 nikkei
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日本の大手工作機械メーカーの一角に食い込む──。日本電産の永守重信会長が、大胆な「次の一手」を打った。8月に傘下に収めた三菱重工工作機械(現日本電産マシンツール)に続き、11月18日にOKKの買収を決めた。大正4年(1915)年生まれ、創業106年目の老舗の中堅工作機械メーカーを約55億円で傘下に収める。

DMG森精機を脅かす存在になるか
永守会長は10月、工作機械事業の売上高を2026年3月期に1000億円に伸ばす目標を打ち出した。この数字に今回の「OKKの買収の分は含まれていない。同社の売り上げを回復させ、さらに伸ばせば、早い段階で売上高1000億円は楽に超える」(日本電産)。

永守会長はさらにその先を狙う。同会長は11月18日、工作機械事業の売上高の目標を2倍以上に引き上げたもようだ。これを実現すれば、業界3位のオークマと4位の牧野フライス製作所を抜く可能性が出てくる(業界2位のヤマザキマザックは非上場のため、売上高は不明)。

永守会長の打ち出した「売上高の新たな目標は、恐らく(オークマを抜いて)トップ3に浮上することを意識したものだろう」(日本電産)。

ただし、これも永守会長にとっては次のステップに過ぎない可能性がある。「1番以外は皆ビリや」というのが同会長の口癖だからだ。工作機械業界のトップはDMG森精機だ。「まだ社内で明言こそしていないが、会長の頭の中には当然、それ(DMG森精機を抜いて1番になるという目標)があると思う」(日本電産)。

DMG森精機は、18年12月期に売上高が5000億円を超えてピークに達したが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で19年12月期は3282億円に落ち込んだ。回復基調にはあるものの、21年12月期の売上高は3800億円の見込みとなっている。

日本電産が持つ買収企業の再生・成長力と、一層のM&A(合併・買収)力を駆使すれば、近い将来に工作機械業界の最大手であり世界一でもあるDMG森精機の座を脅かす存在にまでのし上がる可能性も否定できない。