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(株)安川電機【6506】の掲示板 2017/10/03〜2017/10/25

安川電機は17日、工場に並ぶ複数の製造装置をスムーズに制御できる通信規格「メカトロリンク4」を開発したと発表した。製造装置ごとにコントローラーと呼ぶ制御盤を搭載し、稼働情報を集めながら装置間で連携できる。あらゆるモノをネットにつなぐIoTが生産効率向上の切り札として工場に広がる中、新たな通信規格を他社にも公開して対応機器の開発を加速する。

 同社の通信規格の刷新は約10年ぶり。製造装置を制御するコントローラー同士が従来比4倍の情報をやりとりできるようにした。

 コントローラーにつなげてモーターの回転速度などを細かく指示するサーボアンプについても、新たな通信技術「Σ(シグマ)―リンク2」を開発。モーター以外のセンサー類にもつなげられるようにした。モーターと温度センサーの情報を収集し、長時間運転でモーター周辺の温度が上がるとどんな影響が出ているかなどを検知できる。

 今回開発した2種類の通信技術は安川電機や横河電機などが中心となって運営するメカトロリンク協会(埼玉県入間市)を通じて、技術仕様を公開。日本や中国、欧米にわたる約3000社の会員企業で2018年度以降、対応機器を開発していく方針だ。