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(株)キトー【6409】の掲示板 2015/04/28〜2019/04/25


だがこの取引がたまりすぎると、なにかのきっかけで相場の逆回転に拍車をかける。昨年10月は米長期金利の上昇を契機に、売り建玉の解消が進み、自ら変動率の上昇を加速させた。これが変動率に応じて自動的に資産配分を決める「リスクパリティ戦略」をとるファンドによる株式売りを誘発。世界株安を招いた。
野村証券によればリスクパリティ戦略のファンドのリスクの取り方を示す「レバレッジ比率」が5日に約1.8倍と、昨年11月以来の水準まで上昇した。高田将成クロスアセット・ストラテジストは「楽観論が台頭しているが、急落の引き金を引きそうなイベントが盛りだくさんだ」と話す。
足元で警戒感が高まるのが英国の欧州連合(EU)離脱だ。日経平均のオプション市場で権利行使価格が2万1000円の売る権利(プット)の残高が3月末比で4割増。フェアラインパートナーズの堀川秀樹代表は「12日の離脱期限を前に相場急落に備えてプットという保険を買う投資家が増えている」と話す。
現物株でも一時撤退の動きが出る。コモンズ投信の伊井哲朗社長は「月初からのリスクオンの雰囲気は月半ばにも転換する」とみて、内需株を増やしたり、現金比率を増やしたりしている。
上昇基調の日経平均だが、3月に入って2度にわたり「2万2000円の壁」に跳ね返されてきた。2度あることは3度あるのか、3度目の正直か。投資家の米国市場への注目がより強まりそうだ