投稿一覧に戻る 澁谷工業(株)【6340】の掲示板 〜2015/04/27 6310 yyy***** 2013年9月17日 15:14 新聞も国も安部さんも、次から次に援護射撃してくれます 強気でいいのですよ (除く、少しの下げに耐えられない貧乏短期の方) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 読売新聞 今日の朝刊 シリーズ 進む再生医療・細胞シート(5)Q&A 糖尿病・血友病の治療へ 東京女子医大先端生命医科学研究所長 岡野光夫(おかのてるお)さん 早稲田大大学院理工学研究科博士課程修了。東京女子医大助教授、米ユタ大准教授などを経て2001年から現職。日本再生医療学会理事長。 細胞シートによる再生医療について東京女子医大先端生命医科学研究所長の岡野光夫さんに聞きました。 ――細胞シートの特徴は何でしょうか。 細胞には、ほかの細胞に良い影響を与えるたんぱく質を出すなどの特性があります。私たちは移植用の細胞を、機能や構造を保ったまま増やしシート状にする世界初の技術を1990年に開発しました。臓器や組織に貼り付け、心臓や角膜の病気を治したり、がん切除後に食道が狭くなるのを防いだりできるようになりました。 細胞は培養用の皿の上で増やし、移植前にはがす必要があります。従来の酵素を使う方法では、はがす時に細胞がバラバラになり機能が落ちる上、臓器にくっつかなくなっていました。周辺温度を下げれば細胞をきれいに皿からはがせる方法を見いだし、細胞シートが生まれました。 ――将来展望を教えてください。 細胞シートは、中耳炎の一種を治療した後の聴力保持や、肺に穴が開く気胸の治療のための臨床研究にも使われる見通しです。ただ細胞シートは、効果を高めようと何枚も重ねて厚さが0・1ミリ以上になると内部に酸素と栄養が行き渡らなくなり細胞が死んでしまいます。 そこで、移植に使う細胞を、血管の細胞と一緒に培養してシートを作ることで、血液を通して内部に酸素と栄養が行き渡る工夫をしました。こうして何枚も積み重ね、3次元の組織の作製に成功しました。今後、 膵臓すいぞうや肝臓の組織を作り、糖尿病や血友病の治療につなげたいと思っています。これからが本格的な再生医療時代です。 ――iPS細胞(人工多能性幹細胞)とはどんな関係にあるのでしょうか。 神経や心臓の筋肉、膵臓などの細胞は、人から取り出して大量に増やすのは困難です。無限に増える特性を持つiPS細胞を利用することで、神経細胞などを大量に作れるようになりました。しかし、iPS細胞を目的の細胞に変えるだけでは治療は難しく、シートや3次元組織にする技術と合わせることで治療につながります。 ――細胞シートの作り方はさらに改良されるのでしょうか。 今は、無菌状態を保つ大掛かりな施設で、人が細胞を培養しています。それでは費用と時間がかかり過ぎて多くの患者を治せません。現在、大量生産を可能にする自動培養機器を開発中です。ロボットなので感染症の心配はなく夜間も動くのでコストを大幅に下げられます。 ――細胞シートのような新技術を生むには何が必要ですか。 医療とものづくりの両方が分かる人材と、そうした人材を育てる拠点作りが求められます。医学と工学が連携すれば、新しい治療法の開発が可能となると思います。日本でしかできない技術を作り、世界の患者を治せるようにしたいと考えています。(米山粛彦) そう思う9 そう思わない0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
yyy***** 2013年9月17日 15:14
新聞も国も安部さんも、次から次に援護射撃してくれます
強気でいいのですよ
(除く、少しの下げに耐えられない貧乏短期の方)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読売新聞 今日の朝刊
シリーズ
進む再生医療・細胞シート(5)Q&A 糖尿病・血友病の治療へ
東京女子医大先端生命医科学研究所長 岡野光夫(おかのてるお)さん 早稲田大大学院理工学研究科博士課程修了。東京女子医大助教授、米ユタ大准教授などを経て2001年から現職。日本再生医療学会理事長。
細胞シートによる再生医療について東京女子医大先端生命医科学研究所長の岡野光夫さんに聞きました。
――細胞シートの特徴は何でしょうか。
細胞には、ほかの細胞に良い影響を与えるたんぱく質を出すなどの特性があります。私たちは移植用の細胞を、機能や構造を保ったまま増やしシート状にする世界初の技術を1990年に開発しました。臓器や組織に貼り付け、心臓や角膜の病気を治したり、がん切除後に食道が狭くなるのを防いだりできるようになりました。
細胞は培養用の皿の上で増やし、移植前にはがす必要があります。従来の酵素を使う方法では、はがす時に細胞がバラバラになり機能が落ちる上、臓器にくっつかなくなっていました。周辺温度を下げれば細胞をきれいに皿からはがせる方法を見いだし、細胞シートが生まれました。
――将来展望を教えてください。
細胞シートは、中耳炎の一種を治療した後の聴力保持や、肺に穴が開く気胸の治療のための臨床研究にも使われる見通しです。ただ細胞シートは、効果を高めようと何枚も重ねて厚さが0・1ミリ以上になると内部に酸素と栄養が行き渡らなくなり細胞が死んでしまいます。
そこで、移植に使う細胞を、血管の細胞と一緒に培養してシートを作ることで、血液を通して内部に酸素と栄養が行き渡る工夫をしました。こうして何枚も積み重ね、3次元の組織の作製に成功しました。今後、 膵臓すいぞうや肝臓の組織を作り、糖尿病や血友病の治療につなげたいと思っています。これからが本格的な再生医療時代です。
――iPS細胞(人工多能性幹細胞)とはどんな関係にあるのでしょうか。
神経や心臓の筋肉、膵臓などの細胞は、人から取り出して大量に増やすのは困難です。無限に増える特性を持つiPS細胞を利用することで、神経細胞などを大量に作れるようになりました。しかし、iPS細胞を目的の細胞に変えるだけでは治療は難しく、シートや3次元組織にする技術と合わせることで治療につながります。
――細胞シートの作り方はさらに改良されるのでしょうか。
今は、無菌状態を保つ大掛かりな施設で、人が細胞を培養しています。それでは費用と時間がかかり過ぎて多くの患者を治せません。現在、大量生産を可能にする自動培養機器を開発中です。ロボットなので感染症の心配はなく夜間も動くのでコストを大幅に下げられます。
――細胞シートのような新技術を生むには何が必要ですか。
医療とものづくりの両方が分かる人材と、そうした人材を育てる拠点作りが求められます。医学と工学が連携すれば、新しい治療法の開発が可能となると思います。日本でしかできない技術を作り、世界の患者を治せるようにしたいと考えています。(米山粛彦)