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三浦工業(株)【6005】の掲示板 2023/07/26〜

利益余剰金1590億円。有利子負債0円。
自己資本比率76.3%という財務健全性を誇ってきた三浦工業。しかも、毎年、過去最高純益を更新し続けてきた超優良企業であるにも関わらず、なぜ2021年1月の6350円から3年ほどで2500円以下へと60%以上も株価を下げてしまったのか?(今回の買収の情報が漏れていたのか?)
今回の買収価格は7億7400万ドル。報道発表当時は1ドル150円換算で約1161億円としていたが、円安の急激な進行により、ひと月足らずで、1ドル158円として1223億円と62億円も膨らんでいる。
この買収金額を利益余剰金から差し引くと、残りは367億円。
しかも、今回買収するCBEは現在のところ債務超過状態にあり、これを解消するために増資を行うとのこと。この費用も必要になる。
更にこの増資により、債務が解消されるわけではなく、あるアナリストは、下記のように予測している。
「本件による財務負担は軽くなく、(三浦工業の)買収後の純有利子負債残高は500億を大きく超えると推定される。」(主任格付アナリスト木下廣英)
更にCBEは、毎年、数十億円規模の純損失を計上。その額、2021年3月期66億6760万円、2022年3月期59億5660万円、2023年3月期40億6000万円のマイナス。
三浦工業は2024年3月期に180億円の純利益を見込んでいるが、CBEが今年度も純損失を計上すれば、その分目減りすることになる。
三浦工業は、今、大きな転換点を迎えようとしている。
「今回の買収による連結業績への影響は現在精査中であり、詳細が確定次第、速やかにお知らせする」とのことだが、それはいつになるのか?
その時は、CBEがなぜ毎年これほどの赤字を垂れ流しているのか?その具体的な経営状態に関する情報だけでなく、それをどのように止血し、収益に結びつけていくつもりなのか?その際、リストラ費用なども含め、どれくらいの追加の金銭的負担があるか?など、三浦工業の収益につなげるための具体的な方策も聞きたい。
この情報がアナウンスされるまでは、株価はズルズルと下落を続けそうで、なかなか手が出せない。