ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)三ッ星【5820】の掲示板 2015/04/29〜2022/03/16

>>207

【株式会社三ッ星でのパワハラと報復人事をめぐる労使紛争、円満解決で終了していた(1/2)】

株式会社三ッ星(本社・大阪市天王寺区上本町)で、今年初めに本社勤務の一般職女性社員が管理職のパワハラに対して抗議したところ、報復的な疑いのある人事異動を受けそうになったことで勃発していた労使紛争は、この年末までに円満解決していたことがわかった。

まずは、紛争勃発の端緒となった事案から、社外の合同労組を交えての団体交渉に至るまでの経緯を時系列に沿って振り返っておきたい。

●1月某日……本社内某部署の某管理職が、営業事務(一般職)の女性社員との業務上のやりとりの中で、何に対して逆ギレしたのか「さっきからおとなしくしとったら調子に乗りやがって。表に出ろ!」という、まるで反社会的勢力の構成員が恫喝に用いるかの如き暴言を吐くという事案が発生する。ちなみにこの管理職、某役員を通じてのいわゆる「リファラル採用」で中途入社してきた人材とのこと。

●2月某日……上記のパワハラ事件に対し、被害者である当該社員は当然ながら会社側に抗議。これに対して会社側は当該管理職の「さっきからおとなしくしとったら調子に乗りやがって。表に出ろ!」発言については概ね認めたものの、当該社員側の態度にも問題があったとして管理職側の責任を事実上不問に付す。もちろん、再発防止策などについても実効性のあるものは示さず。

●8月上旬某日……パワハラ事件を告発した当該社員、採用時に「本社での営業事務」として採用されていた(求人票にも「就業場所:事業所(本社)所在地に同じ、転勤の可能性なし」と明記されていた)にもかかわらず、なぜか9月1日付で羽曳野工場への異動を内示される。ちなみに羽曳野工場へは、本社のある上本町から地下鉄と私鉄とバスを乗り継ぎ、さらに最寄のバス停から20分近く歩いて合計1時間半前後を要するという交通不便な僻地に立地するが、会社側は「本社も羽曳野工場も、同じ大阪府内なので転勤ではない」との詭弁を弄したという。

●8月中旬某日……前述のパワハラ事件を告発した当該社員、社外の合同労組に加入。上記の報復的異動の撤回を求め、組合を通じて団交開催を申し入れる。

●8月下旬某日……上記の異動まであと数日と迫ったところで、なぜか会社側は当該社員の異動を9月20日付に延期する。

(以下、続く)

  • >>211

    【株式会社三ッ星でのパワハラと報復人事をめぐる労使紛争、円満解決で終了していた(2/2)】

    ●9月上旬某日……第1回団交開催。会社側からは取締役総務部長とその部下(役職や決裁権などは不明故、総務担当の“ザコキャラ”としておく)の2名が出席。ただし会社側は、今回の異動に関する業務上の必要性や正当性の説明よりも、当該社員がいかに「問題社員」であるかを徹頭徹尾主張するという奇策に出たという。とはいえ、労組側が「(その主張の裏付けとなる)エビデンスを出せ」と要求すると当然のように応じられず、話が全く噛み合わないまま、次回団交開催に際しての調整すらできない状態で事実上の物別れに終わる。

    ●9月中旬某日……上記のザコキャラが合同労組の事務所を訪問し、団交での主張内容に関するエビデンス提示の拒否と、当該女性社員の異動を9月20日付で強行することを一方的に通告。

    ●9月中旬某日……会社側が、第1回団交で当該社員への不当な個人攻撃に終始したことは前述の通りだが、そのことも影響したのか、残念なことに当該社員が心身のバランスを崩し、医師より休職相当の診断が下されてしまう。結果、羽曳野への不可解な異動命令も事実上先送りになる形で休職することに。ちなみに当該従業員の所属する本社営業部門の某部署には他にも休職中の社員がいるらしく、部署の総人数こそ不明だが(とはいえ、会社の社員総数が現業部門含め170名程度であることから考えると、おそらく数名~十数名程度の規模だろう)同一部署内で複数名の休職者が発生するという異常事態となっており、会社側の労務管理のあり方が憂慮されるところ。

    第1回団交での会社側の姿勢から紛争の長期化は予想されたものの、9月下旬以降は双方の動きが全く掴めない状態となっていたが、本社周辺での取材などで得られた情報を総合した結果、10月に入って2回目の団交が行われていた模様。そしてその後に双方が水面下での折衝を行い、円満解決へ至ったものと思われる。
    なお、円満解決の結果として、当該社員が年内までに退社済みであるという事実だけは確認できたものの、それ以外の経緯や、退社に際しての諸条件などについてはその有無も含め、一切明らかにされていない。また、パワハラの原因を作った件の管理職も本件の解決に先行する形で退社していることも同時に判明しているが、この件との関連については定かではない。