投稿一覧に戻る JFEホールディングス(株)【5411】の掲示板 2022/02/16〜2022/02/21 1288 成田 総司 2022年2月22日 01:39 近年の鉄鋼市場の状況は、2012年~2013年のDRAM(半導体メモリ)市場に非常に似ていると考えている。 ■2012年について DRAM市場は慢性的な供給過剰の状況に陥っており、各社は利益が出せずにいた。 そしてこの年、国内唯一のメモリ製造会社であったエルピーダメモリ(世界シェア3位)もこのDRAMの価格低迷には勝てず、倒産してしまった。 ソース:エルピーダ、会社更生法の適用へ 製造業では最大の倒産 https://ascii.jp/elem/000/000/674/674385/ ■2013年について DRAM業界は価格低迷に対応する為、生産を縮小した。 つまり業界各社は意図的に供給を抑えて、需要と供給のバランスを取った。 この試みは成功し、DRAMメモリ価格は急上昇した。 そして、そのたった3,4年後DRAMの需要拡大により業界各社は空前の利益を手にすることになる。 ソース:DRAM値上がりで、空前の利益を享受するメモリ企業 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/1093687.html この半導体市場を近年の鉄鋼市場に置き換えると、 ■2012年に相当:鉄鋼の需要低迷により、各社高炉休止・廃炉や中国電力制限に伴う中国国内高炉休止。 (個人的には発電に必要な原油や石炭価格は引き続き高まっているので、中国の電力制限は長引くとみている) ■2013年に相当:コロナの影響による需要低迷からの急回復や世界的な供給不足による、鉄鋼価格の上昇。 (需要と供給のバランスと価格の上昇) 半導体では圧倒的にサムスンが技術先行しており、当時の半導体需要回復の利益を最も多く享受できたが、 一方の鉄鋼では日本企業が技術先行しており、一定の競争力もある。 グロースからバリューへの流れもありますし、数年後が楽しみです。 配当も良いのでのんびり待っています。 そう思う29 そう思わない2 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
成田 総司 2022年2月22日 01:39
近年の鉄鋼市場の状況は、2012年~2013年のDRAM(半導体メモリ)市場に非常に似ていると考えている。
■2012年について
DRAM市場は慢性的な供給過剰の状況に陥っており、各社は利益が出せずにいた。
そしてこの年、国内唯一のメモリ製造会社であったエルピーダメモリ(世界シェア3位)もこのDRAMの価格低迷には勝てず、倒産してしまった。
ソース:エルピーダ、会社更生法の適用へ 製造業では最大の倒産
https://ascii.jp/elem/000/000/674/674385/
■2013年について
DRAM業界は価格低迷に対応する為、生産を縮小した。
つまり業界各社は意図的に供給を抑えて、需要と供給のバランスを取った。
この試みは成功し、DRAMメモリ価格は急上昇した。
そして、そのたった3,4年後DRAMの需要拡大により業界各社は空前の利益を手にすることになる。
ソース:DRAM値上がりで、空前の利益を享受するメモリ企業
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/1093687.html
この半導体市場を近年の鉄鋼市場に置き換えると、
■2012年に相当:鉄鋼の需要低迷により、各社高炉休止・廃炉や中国電力制限に伴う中国国内高炉休止。
(個人的には発電に必要な原油や石炭価格は引き続き高まっているので、中国の電力制限は長引くとみている)
■2013年に相当:コロナの影響による需要低迷からの急回復や世界的な供給不足による、鉄鋼価格の上昇。
(需要と供給のバランスと価格の上昇)
半導体では圧倒的にサムスンが技術先行しており、当時の半導体需要回復の利益を最も多く享受できたが、
一方の鉄鋼では日本企業が技術先行しており、一定の競争力もある。
グロースからバリューへの流れもありますし、数年後が楽しみです。
配当も良いのでのんびり待っています。