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日本カーボン(株)【5302】の掲示板 2017/12/02〜2018/02/11

>>971

【2018年度のコンセンサスを検証してみた】

まず、前期売上の28%が黒鉛電極とIRが出ているので、
前期黒鉛電極売上=280x0.28=78億円
今4月から電極価格が2~3倍になると言われているので2.5倍とすると、来期黒鉛電極売上は、
78x2.5x3/4=146億円
黒鉛電極の売上増加分は、
146-78=68億円
来期炭化ケイ素売上増加を20億円とすると、来期売上予想は、
280+68+20=368億円 ⇒ コンセンサスにほぼ等しい。

つぎに電極利益率を50%とすると(固定費は変わらないが、変動費の材料費が上がるのでドンブリ)、
黒鉛電極利益=68x0.5=34億円
さらにハイニカロン売り上げ30億円の利益率を16%(あたしの過去投稿参照)とすると、この利益は、
30x0.16=5億円
来期営業利益予想(積み上げ)は、
25.7+34+5=64.7億円 ⇒ コンセンサスに近い。
(ハイニカロンの本格寄与は2019年からでしょう)

かなり乱暴ですが・・ここで注意すべきは、
・電極の自然需要増分が入ってない(インド輸出関税強化含む)。
・半導体関連や、負極材需要増も入ってない。
なので、更に上方がらみです。
ちなみに、「半導体需要は2020年に向けて右肩上がり。用途は社会全体に広がっている(東京エレク社長)」(11日日経)
また黒鉛電極は、今後需給が緩むとのダイワレポートが出てますが、本家中国大手「方大炭素」の直近レポートでは(東海カ投稿欄から抜粋)、
「品不足については6月頃には解消される見通しとなっているが価格はそのまま高止まりするであろうと予想される。人造黒鉛電極は主に電炉メーカーで使用されており、その割合は国内製鋼所の60%を占めており更に上昇する見通し。2018年は製鋼生産量が増える見通しの為それに伴い電極の需要も増えると考えられる。」

また、LIB(負極材)も今後急増が見込まれており、原料ニードルコークスのひっ迫状態は継続すると思われます(EVのLiB使用量はHVの50倍と言われています)。
ttp://www.cmicorporation.com/news/2017082601.html