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富士フイルムホールディングス(株)【4901】の掲示板 2020/07/29〜2020/07/31

流行性の新型ウイルス感染症では、国民の70%が感染するまでは、いわゆる流行は持続します。感染そのものを防ぐことは不可能です。
問題は、いかに重症者を少なくするかということです。軽症で済むようにすることです。
アビガンの予防的使用とは、感染早期に使用することによって、重症化を防ぐことです。
アビガンを、抗ウイルス剤という表現をすることによって、ウイルスそのものに直接効いて、ウイルスを抑えるという印象を与えてしまい、そのために、直接熱を下げたり、ウイルス量を減らしたりする効果があると考えてしまいがちですが、そうではありません。それは、二次的効果にすぎません。それらは、主に免疫によって決定される症状です。

藤田の例を詳しく見ますと、問題点が見えてくることがわかります。
それは、彼らの例では、たまたま、多くの人が、免疫が十分に働いている人たちが標本集団に選別された可能性が高いということです。
実は、その人たちにおいては、効果の差は出にくいのです。
その人たちは、ほおっていても、自然に治ってくる人たちなのです。特に、アビガンを使用しなかった人たちにおいては、ほとんどの人が、免疫が十分に働いていたと考えられる人たちです。そのために、重症化を起こしていません。
たまたまなのですが、使用しなかった人たちにおいては、症状が軽かったために、アビガンを使用しなかった可能性があります。つまり、免疫が十分に働いていて、症状が軽かった人たちが、アビガンを使用しないことに了解して、アビガンの不使用例になっていた可能性があります。(後期にアビガンを使用する約束を了承した人たちだと思われます。)
そこに、標本集団の免役の強い人たちのグループという選別が無意識についた可能性があります。そのために、有効性の有意差が付きにくかった可能性があります。
免役の機能が十分働いている人たちにおいては、細胞内でのRNAの増殖を薬剤によって抑制しなくても、免疫力によって、症状は軽度で終わることがわかっています。そのため、無意識に行われた選別によって、免疫力が十分にある人たちが、非投与のグループに入ってしまったと考えられます。
統計的に、そのような無意識な選別が行われることは、常識的にはあり得ないことですが、このコロナの特性である重症化すると危険であるという認識が、そのような選別がされてしまった原因ではないかと考えられます。
また、これが二重盲検がしにくい理由にもなります。

この疾患の特性と、アビガンの効果のメカニズムを考慮すると、やはり、その効果を示すためには、アビガンの極早期使用による、重症化の抑制と死亡率の低下という効果で、その有効性を示すべきであると考えます。
4000例の使用例と、そのほかの不使用例によって、アビガンの極早期の使用例と、不使用例を比較することによって、あるいは、使用の時間因子を考慮することによって、その効果の有意差がはっきりと表れるものと考えます。
この効果こそが、コロナ感染症に対する、最も重要な点となります。
その点を抑えることによって、新型コロナを普通のインフルエンザ程度の疾患に抑えることが可能になるものと考えています。