投稿一覧に戻る サイボウズ(株)【4776】の掲示板 2015/04/16〜2016/03/29 679 win***** 2015年12月14日 18:28 (昨年の副社長ブログより引用) ○クラウド事業について クラウド事業は電話料金と同じで一度契約すると複数年にわたり継続的に売上が見込まれます。詳細までは書かないですが、クラウド事業を開始してこの3年間の解約率と追加率の実績だけで考えると、理論上はこの程度の赤字など長期での財務状況に対しては、ほとんど影響がないと考えています。もちろん、今後この数字は変わっていきます。ただ、スタートしたばかりのクラウド事業ですので、5年後よりも今のほうが確からしい数字だということは言えると思います。 ○32億円の現預金について サイボウズは、これまで17期連続で黒字経営を続けてきました。それもあって、上場時に10億円を市場から調達はしましたが、18億円の自社株買いを実施して、なお、無借金で32億円の現預金があります。この現預金は、実質的には、会計上、赤字にしない限りは投資に使えません(資産としてなどの会計上のテクニックはここではおいときます)。しかも、今期2億円の赤字になったとしても30億円残ります。つまりこの資金を使うには、赤字にして投資をするか、配当して株主に還元するか、自社株を購入するか。この選択肢の中で考えなければなりません。 ○株主に対して 配当性向50%にしていたのをクラウド配当として、クラウド事業による「売上」の10%を配当とすることにしました。ですので、長期の株主の方には少なくとも期初の予想よりは配当が多くなります。100株あたりで、昨年の206円に対して365円。昨年比1.7倍。過去3番目の配当額になります。今後どの程度継続していくかはわかりませんが、少なくともクラウド事業への投資を継続する限りは、クラウド事業の売上に対して還元していくのが適切であると考えています。 (略) ○競合について 海の向こうでは、クラウド事業をする成長企業は、とにかく初期投資を重視し、売上と同程度の赤字を続けながら、売上を拡大している会社も少なくありません。クラウド事業を主として、最近上場して急成長している会社の大半は赤字だという話もあります。それらの会社全てが競合ではありませんし、だから赤字でいいんだというつもりもありませんが、世界一を目指すにあたり、競合も意識して投資していく必要は少なからずあると思います。 そう思う21 そう思わない0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
win***** 2015年12月14日 18:28
(昨年の副社長ブログより引用)
○クラウド事業について
クラウド事業は電話料金と同じで一度契約すると複数年にわたり継続的に売上が見込まれます。詳細までは書かないですが、クラウド事業を開始してこの3年間の解約率と追加率の実績だけで考えると、理論上はこの程度の赤字など長期での財務状況に対しては、ほとんど影響がないと考えています。もちろん、今後この数字は変わっていきます。ただ、スタートしたばかりのクラウド事業ですので、5年後よりも今のほうが確からしい数字だということは言えると思います。
○32億円の現預金について
サイボウズは、これまで17期連続で黒字経営を続けてきました。それもあって、上場時に10億円を市場から調達はしましたが、18億円の自社株買いを実施して、なお、無借金で32億円の現預金があります。この現預金は、実質的には、会計上、赤字にしない限りは投資に使えません(資産としてなどの会計上のテクニックはここではおいときます)。しかも、今期2億円の赤字になったとしても30億円残ります。つまりこの資金を使うには、赤字にして投資をするか、配当して株主に還元するか、自社株を購入するか。この選択肢の中で考えなければなりません。
○株主に対して
配当性向50%にしていたのをクラウド配当として、クラウド事業による「売上」の10%を配当とすることにしました。ですので、長期の株主の方には少なくとも期初の予想よりは配当が多くなります。100株あたりで、昨年の206円に対して365円。昨年比1.7倍。過去3番目の配当額になります。今後どの程度継続していくかはわかりませんが、少なくともクラウド事業への投資を継続する限りは、クラウド事業の売上に対して還元していくのが適切であると考えています。
(略)
○競合について
海の向こうでは、クラウド事業をする成長企業は、とにかく初期投資を重視し、売上と同程度の赤字を続けながら、売上を拡大している会社も少なくありません。クラウド事業を主として、最近上場して急成長している会社の大半は赤字だという話もあります。それらの会社全てが競合ではありませんし、だから赤字でいいんだというつもりもありませんが、世界一を目指すにあたり、競合も意識して投資していく必要は少なからずあると思います。