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ラクオリア創薬(株)【4579】の掲示板 2024/03/04〜2024/03/18

胃酸が高度に抑制された状態が長期に渡って続くと、本来は十二指腸側に分布しているレンサ球菌や乳酸桿菌が胃の出口側(幽門部)に持続感染して胃がんの原因になるんですよ。
別にこの現象自体はPPIの長期使用でも起こる事が何年も前から指摘されていますから狼狽する事はないと思います。

  • >>222

    もう少し補足しておきます。
    PPIやP-CABの長期投与による発がんの原因になるレンサ球菌や乳酸桿菌の持続感染は、休薬して胃内pHが正常に戻れば速やかに「除菌」されます。
    強酸性の胃内に本来生息できない細菌類が、高度の胃酸抑制によって進出してきただけですので当然です。
    そこで近年は薬効の立ち上がりが遅い(薬効発現まで2〜3日)PPIの漫然とした長期投与ではなく、薬効の立ち上がりが早い(薬効発現まで数時間)P-CABの間欠投与法が提唱されています。
    症状のある時だけP-CABを投与することで、定期的に侵入細菌を「除菌」して胃がんリスクをなくしつつ、逆流性食道炎をコントロールする手法です。
    P-CABも漫然と長期投与すれば原理的に持続感染を引き起こすので、PPIと同様の発がんリスクがあるのは当然ですが、この方法ならば発がんリスクはありません。
    従って、この手法が専門医の間で浸透してくれば、今後はPPIからP-CABへの置き換わりが更に進むと考えられます。
    未だにPPIの市場シェアは50%近くあります。
    これの意味するところは明白です。