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(株)免疫生物研究所【4570】の掲示板 〜2015/04/28

  • >>34576

    毒性が格段に強い新型インフルエンザ--その基になるものと考えられる高病原性トリインフルエンザ(H5N1型)が恐れられている。
    ウイルスが流行すれば有効なワクチンが早期に生産・提供される必要があるが、
    鶏卵を利用する現在の製造法では量産に限界があり、コストも高い。
    そこで同研究所はカイコを利用する製造法に取り組んできた。
    感染に関係するHたんぱくから病原性を除くとワクチンたんぱくに使える。
    同研究所は日本で見つかった高病原性ウイルスのHたんぱく遺伝子から病原性に関する遺伝子を除き、
    増殖力を高める遺伝子をつないだ合成遺伝子を作り、カイコに感染するウイルスの遺伝子に組み入れた。
    このウイルスをカイコに感染させた遺伝子改変カイコは体内に大量のワクチン用たんぱくを作る。
    まゆの中のサナギをつぶして精製する方法で、鶏卵で作るより数百倍もの活性の高いワクチン用たんぱくが製造できた。

    迅速に大量のワクチンが必要なエボラ出血熱に、この技術へ白羽の矢が立つ事は
    世界中から注目される事になるかも知れない。