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杏林製薬(株)【4569】の掲示板 2020/03/25〜2020/03/31

杏林製薬、新型コロナウイルス検出試薬「SARS-CoV-2 GeneSoC ER 杏林」を発売
2020/3/31 16:50 日本経済新聞
発表日:2020年3月31日

新型コロナウイルス検出試薬

「SARS-CoV-2 GeneSoC ER 杏林」の発売について

当社の子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荻原 茂、以 下、杏林製薬)は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所と共同で開発した、マイクロ流路型遺伝子定量装置「GeneSoC(R)」(以下、「GeneSoC(R)」)を用いた新型コロナウイルス検出試薬「SARS-CoV-2 GeneSoC ER 杏林」(以下、本試薬)を、4月中旬を目処に発売いたします。

本試薬は、厚生労働省健康局結核感染課及び国立感染症研究所による「臨床検体を用いた評価結果が取得された2019-nCoV遺伝子検査方法について」2020年3月18日版において、「迅速な検査方法(逆転写及び遺伝子増幅が1時間未満のもの)」として新型コロナウイルスに対する陽性・陰性一致率の結果が公表され、公的医療保険適用の対象となりました。

「GeneSoC(R)」は、超高速定量的PCR技術に基づく遺伝子定量装置であり、新型コロナウイルスを15分程度(前処理時間を除く)で検出することが可能であり、現在、医療用機器としての開発を進めています。杏林製薬は、3月17日に国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)と「先進的医療機器・システム等技術開発事業」における委託研究開発契約を締結し、新型コロナウイルスのさらなる検査精度等に関する実証や操作性の確認を行うため、全国16カ所の医療機関等に配備いたしました。(詳細は3月31日経済産業省プレスリリースを参照ください)

杏林製薬は、本試薬及び「GeneSoC(R)」の安定供給に向けて生産体制の構築を進めており、今後とも、新型コロナウイルス感染症における、PCR検査の時間短縮等、さらなる検査体制の充実、及び迅速な検出方法の構築に向け、より一層の貢献をしてまいります。

なお、本件の2020年3月期の連結業績予想に与える影響は軽微です。

以上