第一三共(株)【4568】の掲示板 2015/09/23〜2015/12/25
-
1000
>>999
また、バリュエーションとして
◆第一三共の5Bullet Points
1 短期的な向かい風が多い
オルメサルタン類の日欧米特許が満了する。15・3期の2700億円が、20・3期には約400億円にまで縮小しよう。自社品であもあるため収益への影響が大きい。
2 成長ドライバーはアルツハイマー病治療薬のメマリーとプロトンポンプ阻害剤のネキシウムの国内2品目である。ピーク時売上高の単純合計は総額約2400億円と計算されるがピーク達成まで時間を要する。成長ドライバーには他社品も多く、自社製品ほどの採算性は見込まれない。以上から19・3期まで減収減益の可能性は高い。
3 過去5年間の開発方針の転換は高く評価
自社創製品に依存した開発から、M&A、ベンチャー企業との開発提携、大学研究者を対象とした創薬テーマの公募、アステラス製薬との化合物ライブラリーの相互利用など、開発シーズを積極的に検討するスタンスは高評価。
4 パイプラインではmirogabalinとPLX3397に注目
PH3臨床試験でLyricaに対して効果・安全性の優位性を示せば、mirogabalinは2000億円超の大型新薬となる可能性もある。ただし、開発リスクは高いことに注意。CSF1R阻害剤3397は希少疾患の腱滑膜巨細胞腫(TGCT)に限られているが、幅広いがん腫の適応追加の可能性が秘められており、PH1臨床試験結果でも注意して見る必要がある。
厳島 2015年12月25日 10:08
野村のレーティング 「Neutral 」でカバレッジ再開
2015年12月22日
目標価 2700円(前回 7月31日 2400円)
アナリスト 甲谷 宗也 (従来の漆原氏から交代になっている)
総集 30ページにわたるものとなっている。
新たなアナリストスタッフによる一つの見方が展開されているように見える
短期的な向かい風が吹く中パイプラインの進展を見守る
※主力オルメサルタン類の特許満了の影響が大きく19・3期まで減収減益へ
日米欧で約2700億円の売上高が5年後には400億円に縮小すると考える。自社創製品であるため収益への影響が大きい
※既存新薬の主な製品メマリー、ネキシウム、モバンティック、インジェクターフアーではオルメサルタンの減収減益は補えないと考える
◆パイプラインではmirogabalinとPLXに注目
1 サブユニット阻害剤mirogabalinに注目
Lyricaとの効能・安全性を比較評価する線維筋痛症患者でのPH3臨床試験が進行中。Lyricaに優る効果が得られれば2000億円超の新薬に育つが開発リスクは高い。
2 CSF1R阻害剤のPLX3397
現在は腱滑膜巨細胞腫(TGCT)でPH3試験が進行中で、幅広いがん腫に適応追加される可能性を秘めている。
★最大のリスクはmirogabalinの開発中止であろう。線維筋痛症の臨床試験は主観的評価がベースとなるため、開発リスクは低くない。