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第一三共(株)【4568】の掲示板 〜2015/04/28

第一三共中山社長の株主への思いの一端を披露して、来年への共通認識としたい。(最近のコミュニケーション誌より。
 ◇株価が低迷している原因について、どう捉えていますか
株価については市場が決めるものであるが、企業の実質価値に比べてあまりにも低水準であると感じている。ランバクシーのFDA問題、プラスグレルの海外での適応拡大試験の結果やTivantinibの非小細胞肺癌患者を対象とした第三相臨床試験の中止など、研究開発に関する残念なニュースが続いたこともあるが、株式市場の第一三共グループへの期待に応えきれていないこと、すなわち、当初掲げた計数目標を達成できていない、ということが株価低迷の背景にあると考えている。当初予想しえなかった社内外の環境変化はあるが、第一三共グループの実力を出しきること、当初掲げた目標を確実に達成していくこと、このことが信頼感回復には最も重要である。皆様から質問の多かった、株価挽回に向けたテコ入れ策は、確実な業績回復と成長戦略をもって証明するしかないし、それには社員一人ひとりがこれまで以上に早いスピードでPDCAを回し、様々な課題により深く考え、より機敏に対応していただくことが必要である。
★企業のトップとして、ある意味悲壮感?に満ちたものを伺わせるものがあり、上記の社長言、まさにその通で大変つらい思いであろうが、現状認識として全てを物語っている。エールを送るのみである。がんばって欲しい。
また、坂井専務執行役員 管理本部長は、
◇直近の課題は何ですか
株価の低迷ですね。現在、当社の株価は低落傾向で、武田やアステラス製薬との乖離が広がりつつあります。投資家が当社の業績や成長を厳しくみていることに、私も懸念しています。
 株価を上げることは会社の存続という観点でも重要です。現状の1200円前後という水準は何とかしたいし、当社の実力なら何とかできるはずだと思います。ただし奇手はなく、業績や成長力の向上を確実にすすめることが基本です。当面は年度初めに掲げた売上高9800億円、営業利益1000億円という対外公表の達成を全グループの総力を得ながら実現したいと考えています。

  • >>34518

    株主へそのような思いがあるならやるべき事をやって欲しい、特に、この会社は高コスト体質にメスを入れないと浮上は難しいと思うが?

  • >>34518

    敢えて付言するなら、
    ○グループの実力を出し切り、株価挽回をはかる(中山社長)
    ○・・・今期計画は確実に達成できると。(坂井専務)
     順調に推移していると思います。1000億円という対外公表値は社内予算の確実な達成にとどまらずさらなる収益拡大に向けて挑戦するという意志をこめて、経営として拘わった目標数字です。企業の成果は利益に集約されるので、2期連続の減益は避けたいという思いが強くあります。加えて、利益にこだわる意識をより強くもって欲しいとの考えもありました。売上については予算の未達で終わらないように、そして、費用の使途に関しては厳しさを持ってもらいたいものです。
     −−−その費用(コスト)の部分ですが、どう評価されているのでしょうか、
    ・・・今、研究開発費を含む販売管理費で60%を超えるのは業界では当社ぐらいです、
    ・・・販売に関する経費率が他社より高いのは製品構成などに伴う諸事情があるのは確かでしょう。ただ、販売費は売上を確保して市場における一定のポジションを得るために優先的に必要だとするなら、その費用対効果に厳しくチェックしなくてはなりませんし、販売に直接かかわらないいわゆる一般管理費については、一層厳しく抑制していかないと利益水準が確保できません。
    ・・・固定費は典型的なのが人件費で、・・・予算編成の見直しから、
    ・・・「宛がいぶち」は予算とは言わない。「自分たちはこのようにやりたい」という業務計画を明確にし、その達成のために必要な費用が経費予算です。
    ・・・1兆円企業にあと1歩のところまで来ました。一方、営業利益を見ると07年の統合1年目が一番高い。当時は1550億円でした。それが今は1000億円を達成するのが精一杯です。これは、円高の影響から売上の伸びが小さかったことや、エドキサバンなど大規模臨床開発の品目が増えて、緩急開発費が増えたことがありますが、販管費率の高さが表しているよう、事業の効率が良くなっていないのだと言わざるを得ない。・・・等。
    ★上記のように断片で拾いましたが、当該担当管理部門でもキメ細かく問題点の掌握と共に対処・対策・改善に着手しており、第3期中期展望にその反映を見たいものです。