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オンコセラピー・サイエンス(株)【4564】の掲示板 2021/10/29〜2021/11/13

>>975

OTSにも好影響与える❓

本庶さんと製薬会社和解 本庶さんに50億円
京大に230億円寄付

2021年11月12日 17時37分 
NHK NEWSWEB

ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学特別教授の本庶佑さんが、開発に関わったがんの治療薬の特許使用料をめぐって大阪の製薬会社を訴えた裁判は、製薬会社が本庶さんに50億円を支払うとともに、京都大学に230億円の寄付を行うことで12日、和解が成立しました。

3年前にノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学特別教授の本庶佑さんは、みずから開発に関わったがんの治療薬「オプジーボ」を製造販売する大阪の小野薬品工業に対して、特許使用料の配分が異常に低いなどと主張して、262億円の支払いを求める訴えを大阪地方裁判所に起こしていました。

小野薬品工業は12日、この裁判で本庶さんに解決金などとして50億円、さらに京都大学に設立される、小野薬品と本庶さんがつくる研究基金に230億円の寄付を行うことで和解が成立したと公表しました。

大阪地方裁判所で行われてきた裁判では、本庶さんと小野薬品工業の相良暁社長に対する尋問が行われ、双方の主張が真っ向から対立していましたが、裁判所が和解を勧告していました。

本庶さん「企業から還流の資金や寄付で基礎研究を支援したい」

和解を受けて本庶さんは「裁判所の調整によって納得できる内容の解決ができた。企業から還流される資金や寄付により、基礎研究を長期的展望で支援したい。企業と大学が協力して、若い研究者が人生をかけてチャレンジできる研究環境を用意していくことが、国の成長には不可欠だ」というコメントを出しました。

基金は生命科学など研究の若手研究者育成が目的

今回の和解で、京都大学には小野薬品工業からの230億円の寄付をもとに、新たに「小野薬品・本庶 記念研究基金」が設立されることになりました。

京都大学によりますと、基金は生命科学などの研究に携わる若手研究者の育成を目的に設けられ、研究者の雇用や研究費などに活用されるということです。

京都大学の湊長博学長は「和解が成立したことを喜ばしく思います。基金の趣旨に基づき、優秀な若手研究者の育成、支援に努めて参ります」とコメントしています。