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塩野義製薬(株)【4507】の掲示板 2019/01/15〜2019/01/31

>>1022

耐性ウイルスの話ですので、投与された人の体質とは一切関係ありません。2回目は効くとか効かないとかの情報をSNSで見かけますが、根本的に認識が違うと思います。

やや専門的な話になりますが、インフルエンザウイルスは増殖の際の遺伝子の保存性が低く、非常に変異が起こりやすいRNAウイルスという種類に分類されます。そのため体の中で増殖する過程でも変異を起こし、様々な性質を持ったウイルスが自然にできます。
ゾフルーザを投与した人の体の中で、ゾフルーザに耐性を持ったウイルスが偶然できた場合、このウイルスのみが増殖できる環境となるため、ゾフルーザ耐性ウイルスのみが増え、検出されるということもあるでしょう。
問題なのは、このウイルスが他の人に感染するかどうかです。体の中でしか増殖できないなら大きな問題はないですが、他の人にも感染するのであれば季節性の株として流行してしまう可能性もあります。現時点では非臨床試験の結果から増殖能、感染性ともに低いことが示されていますが、今後も注意してみる必要はあるでしょう。