武田薬品工業(株)【4502】の掲示板 2019/05/16〜2019/05/30
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>>361
「厚労省がエンティビオをクローン病
治療薬としても製造販売追加承認」
昨日の武田HPのIRと日経新聞で、中等症から
重症の希少疾患潰瘍性大腸炎の治療薬(※静注)
として、日本でも昨年11月から販売している
武田薬品の代表的なブロックバスターの
エンティビオ(ベドリズマブ)が、中等症から
重症の希少疾患クローン病の治療薬(※静注)
としても、厚生労働省が製造販売の追加承認を
したという記事がありました。
※静注=点滴による静脈注射。
本薬は世界60カ国で、20万人を超える患者さん
に投与実績あり。
売上推移は下記。
FY2014 200億円
FY2015 862億円
FY2016 1,432億円
FY2017 2,014億円
FY2018 2,692億円
FY2019予 3,300億円(武田より)
クローン病は慢性の炎症が、口から肛門までの
消化器官に起こる難病で、特に小腸から肛門に
多く発症します。
腹痛、下痢、血便、発熱、肛門痛などを伴い、
良くなったり悪くなったりを繰り返し、
患者さんに長期間の負担を強いる国指定の
難病です。
日本のクローン病認定患者は平成29年で
4万人を超え、年間約1,000〜1,500人
単位で増加している傾向です。
ここの所、信用買い残が増えていますね。
近々の上昇を見込んで、借金してまで買い
進めている投機筋が増えているんでしょうね。
中々上がらないですけど。
Mar****** 2019年5月19日 07:52
「エンティビオの画期的皮下投与方法」
ご存知の様にエンティビオ(ベドリズマブ)は
2014年以降、アメリカ・欧州・日本を中心に、
世界60ヶ国・20万人以上の患者さんに使用実績
がある希少疾患難病の潰瘍性大腸炎、クローン
病の中等症・重症の治療薬で、現在の武田の
中核をなす成長性が高いオーファンドラッグ
指定のブロックバスターです。
売上げ推移は下記
FY2014 200億円
FY2015 862億円
FY2016 1,432億円
FY2017 2,014億円
FY2018 2,692億円
FY2019 3,300億円予(武田より)
現在、本薬剤の投与は病院での点滴による
静脈注射で、まだまだ患者さんに負担が掛かって
いますが、今回5/14に公開された最新パイプ
ライン表を見ると、新たに皮下投与製剤での
剤型追加の承認の受理が進んでいる事が載って
いました。
●潰瘍性大腸炎
アメリカ 2019/3 FDA承認申請受理
欧州 2019/3 EMA承認申請受理
日本 第3相治験中
●クローン病
アメリカ 第3相治験中
欧州 2019/3 EMA承認申請受理
日本 第3相治験中
調べると、2017/11の武田薬品のHPのIRで、
このエンティビオの皮下投与の方法には、米国
MITからのスタートアップ企業と武田薬品が
業務提携をして、針を使用しない画期的な投薬
デバイスをまず最初にエンティビオの皮下製剤
から使用していく事を前提に、共同開発・
製品化を進めてきたという記事が有りました。
無痛注射針ではテルモが生産している糖尿病の
インシュリン皮下注射用ナノパス33が有名です
が、この機材は針を使わずにリニア電磁アクチュ
エーターという射出部品を使い、皮膚の上から
決められた量の薬剤を決められた深さへジェット
注入する痛みを伴わない画期的な医療機器の
様で、YouTubeにも動画がありました。
https://m.youtube.com/watch?v=qMdK2202rLQ
この医療機器は、自宅で患者さんが自己投与する
事が前提で開発したようで、承認されれば
エンティビオが静注でも皮下投与でも使える
世界唯一の潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬と
なるそうで、緊急性が高い潰瘍性大腸炎などの
慢性疾患の患者さんにとって選択肢が増える事
は非常に嬉しい事ではないかと思いました。