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日油(株)【4403】の掲示板 2015/04/28〜2023/08/01

ヤフーニュースより

<労働法制>「非正規に労災ない」無知多い経営者に注意を


正規か非正規かを問わず、仕事中のけがや病気は労災保険の給付対象になる=東京都内で


 業務上の理由でけがをしたり、病気になったりしたパート、アルバ

 シングルマザーの彼女は、レストランのホールで契約社員として働き、生計を立てていました。ところがある日の勤務中、棚からものを取ろうとして転び、近くにあった高温の油で左腕全体にやけどを負ってしまいました。

 重いやけどで、治療にはお金も時間もかかります。運営会社の人事部長に相談したところ「契約社員やパート・アルバイトに労災は認められないから」と軽く言われ、結局仕事を辞めざるを得なくなって、途方に暮れてうちに相談に来ました。収入が途絶え、強い不安を抱えていました。

 しかも、彼女は「働けなくなって会社にひどく迷惑をかけてしまって……」とまで言うのです。猛烈に腹が立ってきました。
女のケースは100%労災です。療養費と休業補償が出て当然ですが、私たちが乗り込んだ先で、会社の人事部長はこう言い放ちました。

 「うちは契約やパート、アルバイトには労災認めてないんですよ、慣行で。働けなくなったら辞めてもらってますから」

 久々に、開いた口がふさがりませんでした。

 労働基準法は、労働者が仕事上の理由で病気やけがをしたときには、使用者(会社)が療養費を負担し、働けないときは休業補償をすることを義務づけています(第75、76条)
しかし、事業主にその能力がない場合、労働者が補償を受けられず、困窮する恐れがあります。そこで、確実に補償を受けられるよう、国が包括的な労災保険制度を設けた経緯があります。従って、労災保険の補償対象は、労働基準法が規定する労働者すべてと解釈されています。

 労働者とは「職業の種類を問わず、事業又(また)は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者」(労働基準法第9条)です。パートやアルバイトも含むすべての労働者のことです。