ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

UBE(株)【4208】の掲示板 2018/02/24〜2019/02/16

【宇部興産:検査不正 合成樹脂製品、90年代から一部省く】毎日新聞 2018/02/23 20:57

 大手化学メーカーの宇部興産は23日、電線や通信ケーブルを覆うポリエチレン(合成樹脂)製品の一部で、顧客が求めた品質検査を実施していなかったと発表した。

 不正は1990年代から続いており、出荷先は50社に上る。国内の素材メーカーで相次ぐ品質不正が更に広がった形だ。

 山本謙社長は同日、記者会見を開き、「関係者に多大な迷惑と心配をかけ、深くおわびする」と陳謝した。

 問題のポリエチレン製品は、宇部興産と丸善石油化学が50%ずつ出資する合弁会社が販売し、宇部興産の千葉石油化学工場(千葉県市原市)が生産を請け負っていた。

 昨秋に神戸製鋼所などで品質不正が発覚したのを受けて、宇部興産はグループ会社の全製品の品質調査を実施したところ、12月11日に不正が発覚。

 顧客への説明を優先したため、発覚から2カ月以上公表しなかったという。

 製品の強度や電気の通しにくさなどを調べる75の検査項目のうち、16項目で試験や分析をしていなかった。
 出荷する際には、過去の計測値を基にしたデータを使い回し、検査したように装っていた。

 同工場で生産するポリエチレン製品(売上高は年間約250億円)のうち、不正があった製品は出荷量の7%程度を占める。

 同社は「製品の品質には問題はないものと考えている」としている。

 山本社長は会見で「また起こらないようにするのが私の責務だ」と述べ、引責辞任は否定した。
 同社は外部の弁護士らを交えた調査委員会をすでに設置しており、3月末をめどに不正の検証結果を公表する。


★素材産業では、神戸製鋼所が17年10月、アルミ・銅製部材で強度などの品質データを改ざんしていたと発表し、三菱マテリアルでも17年11月、子会社が品質基準に満たない製品を出荷していたことが発覚した。
 現在までに東レや旭硝子の子会社、丸善石油化学も品質検査のデータ改ざんを発表した。

 品質管理を徹底するだけでは不十分で、検査項目や商習慣の見直しに業界を挙げて取り組む必要がありそうで、これらの品質検査に於ける不正発覚が今後も他のメーカーへ波及していくのでしょうか??

 不正は、企業にとって信用の失墜、イメージダウンに繋がるのではないでしょうか?!