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ステラ ケミファ(株)【4109】の掲示板 2015/04/28〜2016/03/11

>>277

がん細胞だけを狙い撃ちして破壊する先端技術「BNCT」が本格的な普及に向けて動き出したと伝わっている。同社子会社は、がん細胞だけに取り込まれる精度の高い薬剤を開発とされており、同技術の実用化に向けた活躍が期待される状況にあるようだ。

  • >>278

    2016年申請です。

    大阪大学(本部:大阪府吹田市、総長:平野 俊夫)と住友商事株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:中村 邦晴)(以下「本グループ」)は、難治療性のがん治療に革新的な効能を有する、ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy、以下「BNCT」)分野において、世界で初めて低被ばくで病院に併設可能な実用的装置の開発に成功しました。


    BNCT(注1)は、ホウ素の中性子と反応しやすい性質を利用し、ホウ素を取り込んだがん細胞に中性子を照射することにより、がん細胞のみを選択的に内部から破壊する最新の治療法です。
    本グループは、液体リチウム方式によるBNCT装置の実用化に向けて研究・開発を進めてきました。今般、実用機のプロトタイプモデルを製作し、バーミンガム大学にて性能評価試験を行ったところ、治療に必要な中性子線量を十分に得ることができ、且つ不要な放射線による被ばくが非常に低いことを確認しました。中性子線の発生には固体のベリリウムを使用する事例がありますが、本グループでは、液体リチウムを使用することで、BNCTに最適な低速中性子線を得ることに成功しました。人体への全身被ばく量は、地上の自然放射線量の年間最高値と同程度と画期的に小さく、他グループが開発中のBNCT装置に比べて格段に低く抑えられており、正常細胞に与える影響を極小化できることから、複数照射や適用可能な患者の範囲を広げることが期待されます。


    今後、本グループは、BNCT設置を考える国内の病院と協力し、2014年には、実用1号機の製造を開始し、2016年頃には、許認可申請を行う予定です。さらに、欧米の病院や大学とも協力し、欧米医療機関への許認可取得も視野に入れ、液体リチウム方式によるBNCTの確立を目指します。