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ステラ ケミファ(株)【4109】の掲示板 2017/08/22〜2017/10/12

>>927


BNCTは国策 ~3~
新しい医療需要を開く驚きのポテンシャル

BNCTの普及後、ホウ素薬剤にどれくらいの需要があるかだが、1施設あたり年間600件程度の治療が行われると見ればよさそうだ。
ホウ素薬剤は前述したようにステラファーマが独占的に提供することになる。
海外分は自社で製造販売をせずに原材料とパテントの輸出を中心に考えているようだ。これはアメリカの攻撃的なプロパテント政策を追いかけたい経産省の路線に沿っている。だから、経産省としてもステラファーマのホウ素薬剤がオプチーボ同様に成功してもらいたいので後押しするだろう。

この先、適応腫瘍部位の追加 <対象の患者数はとてつもなく多くなる> や治療手法の拡大 <外科的処置の併用が考えられている> が続くだろう。BNCTはまた、再発がんの治療法となることが期待されているが、再発がんに悩む人は多いのでBNCTの適応を期待して待っていることだろう。
適応部位の追加が求められているわけだが、そのためには腫瘍の部位ごとに治験が必要になる。道のりは長く見えるが、優れた薬ということがわかり、治験が各所で並行して始まり一気に進行する時期がくるだろう。治験がどんどん申請されて進むことを祈念しておこう。

検査薬への応用も進む。ステラケミファは並行して検査薬の開発が進行中と言っている。検査薬のほうは既存市場での競争があるが、需要の総数で言えばこちらのほうが何倍も大きい。検査薬の開発に成功したら市場への大きなインパクトがある。

ということでステラファーマには新市場のさらなる創出の期待が大きくなるばかりだ。医療は日進月歩と言われ、生き馬の眼を射抜くと言われるこのビジネス社会だから、研究機関にもステラケミファにも、開発の一層のスピードアップが求められている。

最後にとっておきの予言を一つ。近い将来、BNCTによるがん治療は医療インバウンドの目玉になる。これは新しい医療需要の創出を意味する。経済的効果は波及効果も加算できるので相当なものだろう。国の描く絵が示されるのを期待して待つことにしよう。いつの日か「自治体が観光地と組んでBNCT誘致合戦」なんていう幕間劇が見られるかもしれない。


結論

ステラケミファにとってBNCTが爆発的なポテンシャルを持っていることに、書いている本人が驚く。みなさんはどう思われましたか。