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住友化学(株)【4005】の掲示板 2017/08/01〜2017/11/14

【有機EL、量産間近。日本企業は「主役」になれるか】NEWSWITCH

 有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)パネルが、次世代の中小型ディスプレーの主役に躍り出ると言われています。
 米アップルが2018年発売のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」に採用する意向を示しており、一部には来年のモデルにも登場するという見方も出ています。

~~中間省略~~

<車向けも伸び期待>
 有機ELパネル市場は米IHSテクノロジーの予測によると20年に14年比3・2倍の250億ドルに拡大する見通し。
 けん引役となるスマホ向けに加え、車載向けの伸びも期待できるとしています。
 自動車のIT化により車内ディスプレーは大きくなる傾向があり、形の自由度が高い有機ELのメリットに自動車メーカーは注目しているようです。また液晶より軽く車両の軽量化に寄与する利点もあります。

 需要が底堅い車載向けパネルを伸ばす事で、スマホ向けの需要変動の影響を少なくして収益の安定化を図る。
 こうした理想の形を目指してパネルメーカー各社が競争を繰り広げており、両製品分野で重要度を増す有機ELへの対応は勝ち残りの絶対条件となる見通しです。

<素材メーカー、供給体制の構築急ぐ>
 素材メーカー各社は中小型有機ELパネル部材の供給能力増強や技術開発を急いでおり、電子部材向けでも攻勢を強める中国など新興国の化学メーカーと差別化する狙いがあります。

 住友化学は16年10月に、スマホに使う中小型有機ELパネル向けタッチセンサーパネルの生産能力を4割増強するとしています。韓国子会社の東友ファインケム(平沢市)に約200億円を投じ、生産設備を増設するとのこと。スマホ用の中小型有機ELパネルをほぼ独占する韓国サムスングループを中心に納入しており韓国勢が相次ぎ有機ELパネルの増産投資を打ち出すなか、需要増に対応した供給体制を整える狙いです。

 住友化学は、折り曲げ可能な中小型有機ELパネルを実現する次世代部材も開発しています。ガラスではなくフィルムを使って折り曲げ可能にしたタッチセンサーやウインドーフィルム、偏光フィルムです。

 サムスングループは16年にも折りたためるスマホを発表する見通し。広げればタブレット、折りたためばスマホとして使用できる次世代スマホ向けの材料供給に向けた準備も進めています。