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(株)レゾナック・ホールディングス【4004】の掲示板 2019/07/11〜2019/08/08

【弱まる「株高の原動力」】2019.7.11付 日本経済新聞・夕刊の一部記事を参考とした

…パウエル議長は議会証言で利下げ幅を問われたが「今後のデータを詳細に分析する」と述べるにとどめた。
 米景気は拡大局面が11年目に突入し、戦後最長を更新したばかりで、失業率も3%台半ばと半世紀ぶりの水準まで下がっているにもかかわらず早期の利下げを検討するのは「貿易摩擦や世界景気の減速懸念で、企業投資が顕著に減速している」ためで、物価上昇率も1%台半ばと目標の2%から遠ざかっており、利下げの条件は整いつつあるとみているようです。

 ダウ工業平均株価は続伸し過去最高値を更新し、初めて2万7000ドルの大台に乗せているものの、投資信託など長期スタンスのマネーが株式市場から離れ始めており、株価上昇の原動力が弱まっているとのことです
 市場では「6月以降の株高局面でも投資家の買い注文の勢いは強くない」との声が多いようです。
 個人や年金といった長期マネーは今の株高を利益確定の好機と判断しているようです。
米中貿易摩擦や世界景気の減速は、企業業績の見通しに影を落としているとのことです。
 主要500社の2019年の増益率は昨年末時点で7.6%を見込んでいたが、足元では3.3%にまで鈍り、予想PERは17倍と、この1年間で最も高い水準にあり、収益対比の株価の割高感に強まっており、企業の景況感調査も多くの指標が5月以降に急速に悪化しているとのこと。

 株の買い手は投機筋が中心と見られており、シカゴ市場ではナスダック総合指数の先物の投機筋の買い越し額が膨らんでいるようです。米利下げをはやして株高にかけているようですが、年金や個人といった長期マネーが慎重なままでは株高は持続しづらいようです。

 利下げ観測が株高の原動力となる構図はかなり揺らいできているとのことです。

  • >>42

    2019.7.13付 日本経済新聞・夕刊の一部記事を参考
      【米株高、緩和頼みのもろさ】

     12日(金)のダウ工業株30種平均は前日比243$95¢高の2万7332$03¢で取引を終え、連日で過去最高値を更新しました。
     多くの機関投資家が運用の指標にするS&P500種株価指数は、3013.77(前日比13.86高)と初めて3000の大台に乗せましたが、ウォール街の主要アナリスト17人の年末予想は平均2961で、半年足らずを残して早くも上回ってしまいました。

    「わかりやすく、株式市場に心地よい内容だった」と、投資助言会社インバーネス・カウンセルのT・G氏は、10~11日のパウェルFRB議長の議会証言を手放しで評価。
     パウェル氏は、世界景気の不確実性の高まりと長引く低インフレを理由に「より緩和的な金融政策の必要性が高まった」と、利下げ方針を鮮明にした。…

    …来週から米企業の2019年4~6月期決算の発表が本格化しますが、調査会社のまとめでは、利益は前年同期比0.4%減と3年ぶりに減益となる見通しで、市場の関心は会社が開示する年後半の見通しのようですが、米中貿易摩擦が続くなか楽観的な予想は出し難いようです。
     米主要企業の予想PERは17.2倍と過去10年の平均(14.9倍)を大きく上回り、企業業績が高株価を支えられないようなら緩和頼みの構図は続き、FOMCの度に株式市場が利下げを催促する展開になると思われ、秋以降は金融政策を巡って相場が揺さぶられる場面が相次ぎそうとのことです。


    ★因みに、12日(金)のナスダックの終値は8244.144(前日比48.101高)で取引を終え、また、CME日経平均先物(6月物)は2万1580円で終え、12日(金)の日経平均株価終値2万1685円90銭と比べ106円ほど安くなっています。 
     なお、12日(金)のニューヨーク外国為替市場で円相場は、前日比60銭円高・ドル安の1ドル=107円85銭~107円95銭で取引を終えています。