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で、概略を見るに2001年5月、深セン証券取引所上場の「比特科技」というIT企業の取締役に就任しております。この比特科技の残骸は程氏が”個人的に”買収しているようですが、程氏が比特科技の取締役に就任した約2ヵ月後の8月、総経理に昇格、さらに董事長に。子会社4社に対する不正融資が程氏在任中に実行されて回収不能となり、比特科技は2004年に経営破綻。そこの元社員をつかまえて話を聞くに、報道で出た3億元(40億円ぐらい)の不正融資以外にも、株式の不正操作の嫌疑をかけられたものの当局の取調べを拒否するなどして、70億円近いお金がどっか逝っちゃったみたいですね。本気で逃げ散るとか潔いです。ガン逃げです。

 「比特科技 程里全」でググってもいろいろ出てきますが、現地でも大騒ぎになってさまざま記事で取り上げられるなどして炎上したので、ほとぼりが冷めたのを見計らったのか3年ぐらいで証券市場に舞い戻り、07年では香港で同じく微妙な株取引の首謀者として香港証券界で面白がられたりしております。まあ、玩家としての特異な才能を発揮されたということでしょうか。香港や深センでマークされてやっていけなくなったのか、次の市場として目をつけたのが日本、ということなのかも知れんのですが、国内事情をさらにあれこれ掘ってたら、リミックスポイント(3825)も発見。人事もかなり被ってるわ見取り図も似通ってるわで、同じことをやって儲けようという魂胆がぷんぷんするあたりに限りない好感が持てます。ハートフルです。たぶん、セラーテムの次の弾なんでしょう。

 まあ、何でこんなの上場させちゃったの、というのも気になるわけですけれども、日本側でそういう違法取引の手引きをした偉い人がいるらしく、もうちょっと掘って、確認取れたらいろいろと質問状でも投げてみようと思うわけですけれども。ちょっと調べて、現地を見たり商談を申し入れてみれば「おかしい」と思うことは山ほど出てくるんですが、それなりにお金を取って上場審査をしている市場担当者や証券会社、監査法人というのは、どうしてそういうものを見落としてしまうのでしょうね。

 セラーテムも妙な形で株価も順調に上がっていることもあり、とっとと売買停止にしておいたほうが、せめて投資家の安全を守る行為になると思うんですけどね。


やまもといちろう氏記事より