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(株)ディー・ディー・エス【3782】の掲示板 2017/03/02

>>1562

確かにPCT出願は費用もかかりますし、重要な出願について、行う場合が多いと思います。
あと、国内出願では公開されてもすぐわかりますので、あまりオープンにしたくないものを
PCTで出願するという傾向もあるかもしれません。現に今回も中々わかりませんでしたよね(笑)

また、良く誤解される人も多いのですが、PCTで出願したからと言ってすぐに全世界でその特許が
有効になる訳ではなく、各国に移行させて、その国の特許庁の審査を経てはじめて、その国で権利化
されます(1年以上はかかると思います)。
その各国に移行の際に、PCTの調査見解書を参考に、特許性を判断して、否定的な結果であれば
各国への移行を断念したり、また内容を補正した上で各国への移行を行ったりします。

尚、今回のようにPCT調査で全ての請求項に対して完全に特許性が認められるケースはあまり多くあ
りません。
あまり断定なことは言えず、私見に過ぎませんが、各国で特許が成立する蓋然性は高いように思いますね。
特にPCT調査を行った国(今回の場合は日本の特許庁)では、特許が権利化される傾向がより強いよう
に思います。まあ、PCT調査を行うのは各国の特許庁の審査官ですから、移行後、同じ特許庁の別の審
査官がその調査結果を否定しにくいというのはあるように思います。