(株)ディー・ディー・エス【3782】の掲示板 〜2015/04/15

｛４の４｝　　　　　
「株主？ふざけるな。人が必死でやってる会社を遊び道具にしやがって。そんなに株価を上げてゃーなら自分らで宣伝してくれりゃーええがよ。２万人の株主がそれぞれ１社ずつ、脈のありそうな会社にアクセスすりゃあ、結構な宣伝になるでよ。お前らの大好きな経費削減にも繋がろうてもんだぎゃー」
「ごごご、ごもっともです！」
「いいか、今夜の事は誰にも言うなよ。マー君とかいう小僧にでも知られたら大喜びされるからな」
「大いにごもっともです！」
じゃあな、と大権現さまが踵を返そうとしたとき、よせばいいのに神さまが叫んだ。
「お近づきのしるしにしゃぷらせてください！」
「このウス馬鹿野郎が！」
大権現さまは腰から警棒を引き抜くと、神さまの口に突っ込み、スコップでゴミを捨てるかごとく、神さまを真っ暗な荒川にすくい投げた。
ドッポ―――ン！
ついオレも口走ってしまった。
「まさに天罰というやつですね！えへへっ💛」
「お前も喰らえ！」
「はぐ～～っ…」
警棒の先端がノドチンコを押っぺし、オエッとなったところでオレは目を覚ました。
そして咳き込みながら、一緒に寝ていたネコの足を、根元までくわえ込んでいたのを知ったのだった――。