(株)ＳＵＭＣＯ【3436】の掲示板 2020/07/07〜2020/07/31

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FSTの2Q売上高はＱ-Ｑで5％の増収

FSTの6月売上高は5月と同じ37億円（1台湾㌦=3.6円）。2Qの売上高は1Q比では5億円増の111億円で、1Q比では5％程度の増収になりました。FSTの1Qの営業利益率は15％程度なので1億円弱の増益になり、さむ子の2Q決算を押し上げることになります。ここ数四半期の決算を見ていると、さむ子の会社予想にはFSTなどの子会社の業績寄与を算入していないと見ています。

GWの6月売上高が前月比で16％の増収になったのに対して、FSTの売上高が伸び悩んだ原因ですが、FSTは1Q以降、少なくとも300㎜ウエハーについてはフル稼働の状況が続いているために出荷数量は増えず、まだ、ウエハーのスポット価格が上がらないために売上高が伸び悩んだと推測しています。（FSTは増産投資を行っていなために供給力に限度があり、ウエハーメーカーの平均稼働率は9割程度ですが、唯一FSTだけがフル稼働の状況だと想定しています。

FSＴは、昨年8月に底打ちし6月の販売額は昨年8月比で4割ほどの増収となっていますが、試算ではウエハーのスポット価格は2018年のピーク時から▲3割程下落しており、需給次第ですが、3Q以降はスポット価格もじわじわと上昇し、今後は数量ではなく価格上昇がFSTの増収増益要因になると期待しています。

信越、シルトロニックの2Q決算、SEMIの2Q世界ウエハー出荷統計を見なければ、断定できませんが、GWのスポット需要の増加、FSTのフル稼働という想定が正しければ、さむ子の2Q業績は会社予想を上回る可能性もあると見込んでします。信越の決算やSEMIの結果待ちです。