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(株)エスイー【3423】の掲示板 2015/04/29〜2017/09/22

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ガルチャン 強く買いたい 2015年5月25日 12:56


エスイー、16年3月期はV字回復へ

12時37分配信 モーニングスター


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現在値

エスイー 789 +37


 エスイー <3423> は建設用資機材の製造・販売を中心に、建築用資材の製造・販売、建設コンサルタント、コンクリート構造物の補修・補強工事などの事業を手掛ける。前3月期業績は減益だったが、今期はV字回復を見込んでいる。

 前期の減益は、労務者不足による工期延長のため、工場製品の納入が遅延した影響が大きい。海外施工監理業務についても、一部で政情不安から工期延長が発生した。また、原材料価格が上昇したほか、固定費、研究開発活動費の増加などにより販管費も増加した。もっとも、昨年4月、新たにエスイー鉄建を子会社化したこともあり、連結売上高は前々期比4.9%増と増収堅調だった。

 今期も引き続き積極的なM&A(企業の合併・買収)を実施し、4月に有限会社森田工産(現株式会社森田工産)を子会社化した。加えて、受注増にも積極的に取り組み、通期の売上高は205億円(前期比4.6%増)と順調な増加を見込んでいる。さらに、コスト低減、価格転嫁など利益確保にも努めるうえ、利益率向上を目指すプロジェクトも展開し、営業利益は前期比60.1%増の11億900万円で、V字回復する見通しだ。

 一方、同社は既存事業の安定的成長とともに、ベトナムなど東南アジア地域における海外展開強化、超高引張強度コンクリート「ESCON(エスコン)」の実用化などにも注力する構えだ。このうち、「ESCON」は軽く、流動性が高く、堅いだけでなく、透水性が低く腐食もしないコンクリートということで、将来的な期待は大きい。

 「『ESCON』は労務者の人材不足、耐震化対策費の低減にも対応できるため、様々な面で有効性が高い」(森元峯夫社長)という。

 現在では橋りょう構造分野、環境防災分野においてすでにマーケティング、販売活動を開始しており、そのほか、海洋構造物や建築分野、放射線遮断容器など応用分野への拡大を検討している。

 直近の株価は軟調展開から安値圏の推移が続く。しかし、将来的な成長期待もあり、中・長期的には見直しが進むことになりそうだ。

提供:モーニングスター社