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(株)ユーグレナ【2931】の掲示板 2019/06/14〜2019/07/06

2019年7月3日 19時30分
特集 金脈眠る未来の食、「ビーガン関連株」に大相場の気配 <株探トップ特集>
―食の在り方が変わる、ビヨンド・ミートの衝撃波が東京市場にも上陸へ―

5G革命並みに、食の在り方が変わってしまう可能性がある。いま、肉を含めた農畜産商品の代替品産業に注目が集まっている。全世界の食肉の安定供給を担う成長分野として期待されるのがクリーンミート(人工肉)や乳製品代替品市場だ。現在、食肉産業は金額ベースでは世界で年間7500億ドル(約80兆円)の市場規模と推定されているが、2040年に人間が消費する肉のほとんどは、容器のなかで培養されるか、肉と同じ見た目と味の植物性製品にとって代わるであろうと英紙「ガーディアン」が指摘している。肉食を減らそうという世界的な流れがあることは間違いない。急増するビーガンが欧米中心に巻き起こしたブームがいずれ日本も含めたアジアを席巻し定着する可能性が高い。関連銘柄にスポットライトを当てた。

●ビーガン急増中で市場からも熱い視線

キーワードは「ビーガン」。一般的にベジタリアンが肉や魚を食べないことに対して、動物の肉、卵・乳製品やはちみつを一切口にしない人たちを指す。米国では09年時点でビーガンが人口の1%だった。しかし、13年では同2.5%、17年には同6%とここ数年間でビーガン人口が6倍に増え、都市部においてはかなり多くのレストランにベジタリアン・ビーガンメニューが導入されている。イギリスでは17年現在のベジタリアン人口は全国民の約3%にすぎないが、首都ロンドンには80近くのビーガン専門レストランがあることから、菜食の浸透率の高さがうかがえる。一方、日本では欧米と違う食文化があり、健康に対する危機感や環境問題への意識の違いから現在もビーガン食は浸透していない。ただ、世界各国でビーガン人口が急増するなか、観光立国を目指す日本においてもいずれ飲食店などでそうした客層への対応が迫られることが予想される。


ユーグレナ <2931> はミドリムシを活用した健康食品や化粧品の製造・販売を手がける。ミドリムシは、藻の一種であり、ベジタリアンが不足しがちなビタミンB12などの栄養素が豊富に含まれており、今後ますます注目されることとなりそうだ。業績面では、19年9月期は、連結経常損益が63億7300万円の赤字(前期は10億9600万円の赤字)の予想と損失額は拡大する見込み。ただ、内訳をみると中間期時点で63億5600万円の赤字を計上しており、下期は1700万円の赤字予想と業績は大幅に改善する見通しにある。株探ニュース