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(株)ユーグレナ【2931】の掲示板 2019/02/22〜2019/02/26

天ぷら廃油で飛行機をフライ! バイオジェット燃料、国産初の実用化へ 北九州などの産学官

2019年01月14日 06時00分

天ぷら油など家庭や食品加工メーカーで使用後に廃棄される廃食用油を航空機用のバイオジェット燃料としてリサイクルする事業に、九州などの産学官が参入する。石油系燃料並みの販売価格を狙える新技術をバイオ燃料研究機関「HiBD(ハイビーディー)研究所」(北九州市)が開発、特許申請しており、新年度にも生産に入る見通し。バイオジェット燃料は二酸化炭素(CO2)排出削減に有効として各国で導入されているが、国産技術による実用化の例はなく、実現すれば日本初となる。

■佐賀空港発の第1便で東京五輪応援

 事業主体は同研究所のほか北九州市立大(同)、バイオ燃料製造会社「環境エネルギー」(広島県福山市)。佐賀市が廃食用油を無償提供する。同市は市営バスなどのリサイクル燃料用に市民や飲食店から廃食用油を回収しており、新燃料による第1便を佐賀空港から来年の東京オリンピック・パラリンピック応援のため運航する計画もある。

 国内では、バイオジェット燃料の使用は外国産による試験飛行にとどまっていた。今月、全日本空輸と日本航空が導入を発表した燃料も外国産で、国内産は商用化されていない。日本では油分を含む藻類を原料に官民の研究も進むが、大規模な培養池が必要なほか、精製に大量の水素を使うためコスト高になっている。