ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)ユーグレナ【2931】の掲示板 2015/09/04〜2015/09/11

>>368

私も
「ガンにはミドリムシ」とか
「インフルエンザにはミドリムシ」
とかいう、ミドリムシ信者的な発言はあまり好きではありません。

ただ、貴方の意見もかなり飛躍し、偏ってるように思います。

まず
「ミドリムシでの格安燃料計画は破綻していると考察している」
の根拠はなんですか?
考察と言う限りは、確固たる事実があってそに基づく考えだと思いますが。

次に、
そもそも「格安燃料計画」でしたか?
長期的な目標は当然そうだと思いますが、当面の目標は「実用化」だと思います。
2020年には国際的な取り決めで、航空機のCO2は削減しなければなりません。
格安じゃなくても、使わなければならないんです。そのために、国も補助金出して後押ししてます。
バイオジェット燃料はアメリカ等で一部実用化されてますが、リッター500円くらいだったと思います(確かでないので調べて下さい)。

現段階でリッター30円のバイオジェット燃料を作る技術は、世界中のどこにもないと思います。
もし、あるのであれば教えて下さい。

その次に、
「ゲノム編集」って、今の段階ではそんなに万能じゃないです。
良質な脂分を生産する能力って複雑な工程が必要なので、そう簡単に「増殖効率の高い藻に良質な脂を作れる」ように「ゲノム編集」する事なんて出来ません。
ボツリオコッカスの改良型「榎本藻」でも、増殖スピードは大幅に改良されていますが、炭素数は20-30のままで、ディーゼルに適してますが、ジェット燃料としては炭素数14のユーグレナの脂の方が適してます。ジェット燃料の炭素数は10-15と規程されてます。

貴方のいうほど「ゲノム編集」は万能ではありませんが、ユーグレナをより高増殖タイプに改良する方が実現する可能性は高いと思います。
ちょっと増殖効率の向上した遺伝子組み換え「スーパーユーグレナ」も屋外実証やってるし。

あと、もし仮に素晴らしい「藻」が開発されたとしても、実用化までにはユーグレナと同じような「様々な工程」を経ていかなくてはなりません。
実用化はさらに先になる。って事です。
そういう、観点からも、(株)ユーグレナには、日本における「藻類におけるバイオジェット燃料の先駆者」としての優位性はあると私は思ってます。

長々とすみませんでした(^-^;

  • >>400

    > あと、もし仮に素晴らしい「藻」が開発されたとしても、実用化までにはユーグレナと同じような「様々な工程」を経ていかなくてはなりません。
    > 実用化はさらに先になる。って事です。
    > そういう、観点からも、(株)ユーグレナには、日本における「藻類におけるバイオジェット燃料の先駆者」としての優位性はあると私は思ってます。
    >

    おっしゃる通り「先行者メリット」に大いに期待したいですね!

  • >>400

    > 「ゲノム編集」は万能ではありません

    スーパーユーグレナを開発するのにも、ゲノム編集技術をじゃんじゃん活用したら良いと思う。少なくとも現在のスーパーユーグレナは、公表された論文のデータを見る限り、ジェット燃料の生産に十分とは言いがたいと思う。ま、その辺は特許も絡むでしょうから、良いデータはまだ公表してないのかもしれないけど。
    スーパーユーグレナでは、シアノバクテリアの光合成に関与する遺伝子を注入してます。その知見を生かして、ゲノム編集でそこら辺をもっと改変するということもできると思う。
    最近はナノバブルを利用した技術も注目されてます。ユーグレナは高濃度のCO2下で増殖が速いという特徴がありますが、CO2をナノバブルに閉じ込めて投与したらもっと効率よく増えてくれるかもしれない。
    いずれにしろ、このあたりはまだまだ基礎研究がいっぱい必要です。バイオ燃料生産の効率化にはやるべきことはまだまだいっぱいあるということです。ユーグレナ社はユーグレナの大量培養でオンリーワンの技術を有するわけですから、それを最大限に生かすのが良いと思う。