ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

ヒューマンホールディングス(株)【2415】の掲示板 2021/04/05〜

550

pag***** 強く買いたい 4月7日 11:21

4月新設の国家資格「登録日本語教員」 日本語教育の現状はどう変わる?
外国人留学生に日本語を教える日本語教師が、4月から「登録日本語教員」という国家資格になります。背景には、日本語を学ぶ外国人留学生が増える一方で、教える日本語教師が足りない状況があります。日本の労働市場における人手不足解消の切り札として期待される外国人材の育成に大きく関わる日本語教育の現状について取材しました。

徳島市にある専門学校の卒業式。
最長で2年間の日本語学習を修了した45人の外国人留学生たちが、門出の日を迎えました。卒業生の多くが、日本の大学や専門学校へ進学した後、日本で働きたいと考えていて、半数近くは徳島県内での就職を目指しています。人手不足が進む中、こうした留学生たちは地域経済を担う貴重な人材と期待されています。

文化庁の調査によると、国が認めた日本語教育機関で学ぶ人の数は、令和4年度時点でおよそ9万5千人。コロナ禍で一時落ち込んだものの、再び増加傾向にあります。一方、教える日本語教師の人数は、知名度の低さなどからなかなか増えず慢性的な人手不足が続いています。

国は日本語教師の質と量を確保するため、4月から「登録日本語教員」の制度を施行し、日本語教師を国家資格にします。

これまで日本語を教えるのに、公的な資格は必要ありませんでした。しかし今後、国が認可した教育機関で教えるには、新設される「登録日本語教員」の資格を取得しなければなりません。資格取得には、国家試験に合格し、研修機関での教育実習を行うことが必要です。現役の教師もそれぞれ試験を受けるなどして、今後数年のうちに新制度へ移行します。日本語教師が国家資格となることで教師の質が担保され、職業としての知名度が上がり目指す人も増えると期待されています。

香川県高松市にある、資格取得の専門学校(ヒューマンアカデミー)では、日本語教師が国家資格になることもあり、受講者数が去年4月に比べ、1.5倍に増えているといいます。

ヒューマンアカデミー高松校責任者 小林登さん
問い合わせが増えていて、注目が高まっていると実感しています。(新制度により)日本語教師の認知度向上が期待できます。

外国人材を育む入り口として、ますます重要性が高まっていく日本語教育。担う教師の確保が求められています。