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(株)メディネット【2370】の掲示板 2021/01/20〜2021/02/05

iPS細胞 テーマ株が注目される

京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授らがヒトiPS細胞の作製に成功した2006年からわずか7年で、2013年9月に「加齢黄斑変性(加齢に伴って網膜の黄斑が変性し、視野の中心部が見えにくくなる疾患)」の患者を対象とした医療への応用が実現、再生医療に新たな1ページが加わった。バイオベンチャー関連の夢を買う相場も緒に就いた段階といえる。

iPS細胞は、万能細胞の一種。幹細胞と同様に、増殖して各種の細胞へと分化することが可能な細胞。2006年、山中伸弥教授らがマウスの体細胞に初期化因子とよばれる数種類の遺伝子を導入することで、初めて作製に成功した。さらに、この細胞は皮膚細胞などから作り出すことができるのに加え、自分の体細胞から臓器などを作れば拒絶反応を回避できるため、再生医療への応用が期待されている。


■iPS細胞を活用し難病治療を 鳥取大学ら世界初の成果発表 2021年1月23日 土曜 午後6:20 FNN

鳥取大学などの研究グループはがんや筋ジストロフィー、ダウン症などの治療に対し、有効なiPS細胞と人工染色体を活用した世界初という応用例を、22日発表しました。
この研究はiPS細胞に人工染色体を組み込むことで、遺伝子や染色体を原因とするダウン症や、筋ジストロフィーの治療などを目指すものです。
iPS細胞を治療に役立つ細胞に変化させる同様の研究はこれまでもありましたが、その際に用いる化学物質が細胞を傷つけることが課題でした。
今回は『はしか』ウイルスのタンパク質を利用することで細胞を傷つけることなくまた遺伝子操作の自由度も向上。
筋ジストロフィー患者の欠けていた遺伝子を修復することにも成功したということです。
鳥取大学医学部 香月康宏准教授
「10年以上、この染色体導入技術の開発に携わって技術の改良ができたことは研究者として大変嬉しい」
「こういった研究を患者の元にいち早く届けられるように研究を進めていきたい」
今後はがんやダウン症などの治療にも役立てていきたいとしています。