ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

山崎製パン(株)【2212】の掲示板 2015/04/28〜2015/06/17

(「食品と暮らしの安全」誌 2012.6 No.278より転載)

◆【食パン】抗てんかん薬が極微量
 パン生地改良剤「臭素酸カリウム」は、世界中で使用が禁止されている食品添加物ですが、日本では残留が確認されないことを条件に食パンへの使用が認められています。
 有毒で発ガン性が確認されているので、使用しているのは最大手のヤマザキだけです。
 臭素酸塩はパーマ液の2剤に使用される物質で、1剤でタンパク質の分子結合を切り、2剤で再結合させて、新たな髪の形を保ちます。
 同じことをパンで行えば、少量の小麦粉をふくらませて、まるでパーマのように食パンの形を保つことができます。
 ヤマザキの食パンの柔らかさは、パーマ液の効果だったのです。
 食パンのパッケージには臭素酸カリウムについての注釈が書かれているので、使用しているかどうかを見分けることができます。
 価格が高い「芳醇」「サンロイヤル」などに臭素酸カリウムを使用して、安価な「モーニングスター」に使用していないのは、「添加物は品質を向上させるために使用するもの」という、ヤマザキの姿勢を感じます。
 臭素酸カリウムは、食パンを焼くときの加熱で分解され、臭化カリウムになります。
 この物質は、イヌへの抗てんかん薬として使われています。ただし、ネコには危険すぎて使えません。
 ごく微量なので人へのリスクはないのですが、不使用の食パンが買えるのに、臭素酸カリウム入りをわざわざ選ぶ必要もありません。