ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

WTI原油価格連動型上場投信【1671】の掲示板 2015/04/29〜2015/07/26

<[ニューヨーク 24日 ロイター] - 24日の米国株式市場は続落して取引を終えた。世界経済の先行き不安でコモディティ関連が値下がりした。決算が軟調だったバイオ医薬品大手バイオジェンも売られ、テクノロジー部門の重しとなった。

ダウ工業株30種平均は163.39ドル(0.92%)安の1万7568.53ドルで取引を終えた。S&P総合500種指数は22.50ポイント(1.07%)安の2079.65、ナスダック総合指数は57.78ポイント(1.12%)安の5088.63だった。

週間ではダウが約2.9%安と1月以来の大きなマイナスとなった。S&Pは約2.2%安、ナスダックは約 2.3%安と、3月の最終週以来の大幅な値下がりだった。

エネルギーや原材料関連の銘柄が売られた。朝方発表された7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)とユーロ圏の総合PMIが市場予想を下回り、世界的に経済成長が鈍化しているとの懸念が広がった。原油価格はこの日、3月以来の安値をつけた。>


世界的なコモディティと株式市場の下落傾向は強まるばかりだろう。
最後に引導を渡すことになるのが12月と予想されるFRBによる利上げだが、それによる「バブル破裂」は一過性であり世界的な経済成長鈍化は更に続くと見られる。

  • >>474

    <ここにきて、原油相場の先行きに慎重な見方が増えている理由としては、幾つか考えられる。第一に、ギリシャ問題や中国の株安を受けて、世界の原油需要に対する見方が慎重になっている可能性がある。特に、大幅な株安を受けて、世界2位の原油の消費国である中国の景気の先行きに対する見方が下振れしやすい状況にある。

     第二に、米国のシェールオイルの生産が一時、想定されていたよりも高止まりしそうな気配がある。昨年後半からの原油価格の下落を受けて、採算割れから減産の動きが見え始めた米国のシェールオイルだが、原油相場がある程度持ち直したことを受けて、減産はそれほど進まないとの見方も出ている。油田開発の先行指標となる石油掘削設備(リグ)の稼働数の週次統計は、6月26日をボトムに増加に転じており、米国の原油生産量も5月15日に終わる週をボトムにやや持ち直している。

     第三に、イラン核開発協議で合意が成立し、イラン産原油の供給が増えるとの観測も生じていた。イランの軍事施設に対する査察や、欧米による制裁解除の手順をめぐって協議が難航し、交渉期限の延長が繰り返されたが、合意が成立する可能性を視野に入れた相場の動きとなった(7月14日に合意が成立)。

     ギリシャ情勢や中国の株安への懸念から、コモディティ市況全般に売り圧力がかかっている状態だが、そうした中で、原油市場では、目先の需給緩和というよりも、やや長い目で見て需給が緩和していく可能性が意識されつつあるとみられる。
    (三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員 芥田知至)>


    上記レポートの中では第三の理由「イラン産原油の増産」が確実に原油価格下落要因として効いてくるだろう。尤も、地理的条件からも欧米に比較して堅調な需要が望めるアジア市場へ流入すると見られ、その場合はドバイ原油と競合し日本のエネルギー価格低減に資することになる。