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投稿コメント一覧 (39コメント)

  • 【GNI考察(1)】
    掲示板の流れも落ち着いてきたので、GNIに関して思うところを整理してみようと思います。長文ご容赦ください。

    今回はInterMune(以下IM社)をベンチマークとして定量的に分析してみようと思います。IM社はアイスーリュイと同じ特発性肺線維症の治療薬(ピルフェニドン)を手がけているバイオ医薬品メーカーで、昨年、8,300億円でスイスの製薬大手・ロシュ社に買収されました。

    IM社はピルフェニドンを「製品名:Esbriet」として11年Q4より販売しており、売上の推移は下記となります。

    (単位:M$)
    11Q4 2.7
    12Q1 4.9
    12Q2 5.5
    12Q3 7.5
    12Q4 8.2
    13Q1 10.5
    13Q2 14.4
    13Q3 19.7
    13Q4 25.6
    14Q1 30.2
    14Q2 35.7

    IM社の資料は14年Q2までとなりますが、14年度は通期で140M$以上の売上を見込まれていました。ちなみにFDAの承認が話題になりましたが、上記には米国の数字は一切含まれていません。

    現在の円レート換算で173.6億もの売上規模となりますが、同薬剤であるアイスーリュイとの違いはいったいどこにあるのでしょうか。

    比較材料として、Esbrietの販売対象エリアの人口を調べてみたところ、ヨーロッパ13カ国とカナダを合わせて約4.1億人(408,278,878)となりました。ただし、Esbrietは各国一斉発売されたわけではなく、例えばイギリスやイタリア等は13年Q3からの販売であるなど、まだ市場が成熟していない国が多数あることも考慮した方が良いでしょう。

  • 【GNI考察(2)】
    一方、アイスーリュイが販売されている中国はいかがでしょうか。

    中国の人口は約13.5億人(1,349,335,152)で、Esbrietが販売対象国とする全人口の3倍以上です。医薬品の市場規模で見ても、既に中国の医薬品市場は日本を上回っていると見られており、2017年には欧州主要国連合を上回り、日本にはダブルスコア近くの差をつける見通しとされています。

    また「発症率・有病率の差」という観点で考えても、中国は世界一の喫煙大国であり、それに加えて大気汚染も深刻なレベルで年々進行しているので、発症率が他国に比べて高いことは容易に推察できます。参考データとして、肺がんでは世界における2012年の新規患者の36%が中国人であり、世界人口に占める中国の比率(19%)を大きく上回っています。
    # 12年に肺がんになった人は世界で182万人のところ、うち65万人が中国人であり、2025年には中国の発症数は年100万人に迫るという試算もあります。

    さて、そんな「中国」で14年Q1より販売されているアイスーリュイの売上推移は下記となります。

    (単位:M$ ※IM社との比較のため単位を合わせています)
    14Q1 0.16
    14Q2 0.38
    14Q3 0.88
    14Q4 1.12
    15Q1 1.80

    初年度の数字としては十分ですが、正直、Esbrietと比較するとアイスーリュイの売上は芳しいとは言えません。薬剤の性質及び市場で独占販売しているという点は同じであるのに、なぜアイスの売上は伸びていないのでしょうか。

  • 【GNI考察(3)】
    Esbrietと比較して売上が伸びていない理由は大きく2点あります。

    1つは、中国市場全土に薬剤が浸透するのは時間がかかる、という点です。GNIからも発表がありましたが、中国は国土も広く、都市部等であっても浸透、熟知されるまでには時間を要します。中国各地で医師・病院・患者向けに商品紹介を行う必要があり、他国と比べても売上のピークが来るのは少し先になると考えられます。

    とは言え、アイスーリュイの販売は国有企業である「中国医薬集団(中国シェアトップ)」が手がけており、その強固なネットワークを利用しての販促に期待は大きいです。また資料によれば、キーオピニオンリーダー医師に対する販売促進活動に限らず、15年度はインターネットや従来のメディアを駆使し、患者認知度向上努力を継続するとのことです。さらに863計画で執行役員に就任したルオ氏自身が積極的にプロモーション活動をされている点は他の企業にはない大きな強みです。

    他国と比べると時間こそ要しますが、決算の数字を見ても分かる通り、決して薬剤が売れていないわけではなく、今後、徐々にシェアが拡大していくのは間違いないでしょう。

    2点目は、保険適用です。
    現在、アイスーリュイは保険が適応されておらず、患者の経済的負担が大きいことが障壁となっています。近年、中国では年収200万元(約3000万円)以上の富裕層が急速に増え、今や日本の2倍を超える500万世帯に迫る勢いとされていますが、薬剤を買うお金がない貧困層が多数いるのも事実です。

    この点、GNIは医療保険リストが改定される場合、医療保険適用申請をするとしています。ルオ氏は株主総会で今年度の改定の可能性を示唆していましたが、もし保険収載となれば「患者数は劇的に増大する」とも明言しています。

    もちろん、保険収載まで何も手を打たないというわけではなく、GNIも補助金プログラムを創設するなどして、一部負担のみでアイスーリュイを処方できるような取り組みも始めています。

  • 【GNI考察(4)】
    IM社のEsbrietはFDAよりブレイクスルー指定承認を受けており、2019年には全世界で10.4億ドルを売り上げると予想されています。これはピルフェニドンではなくEsbrietのみの数字です。

    以前、ルオ氏が四季報のインタビューで、相対的にみてGNIはIM社の1/6(約1,700億)の価値があるはず、と笑って話されていましたが、これは決して大言壮語の類ではなく、ルオ氏の自信に裏打ちされた発言だと思います。

    今回は数字に反映していませんが、アイスーリュイは中国だけに限らず、AFTを通じてオーストラリア、ニュージーランド、アセアン諸国、香港、ロシアCIS諸国と世界各国で発売される予定です。

    特発性肺線維症(IPF)は肺がんよりも致死率が高い難病で、今のところ有効な治療薬はピルフェニドンの他にありません。世界中で苦しまれている患者の元へ、少しでも早くアイスーリュイが届くことを切に望みます。

    長文失礼しました。数字が違う点などありましたらご指摘ください。

  • 保険の話題が出ているので、保険に関して3つの点を整理したいと思います。
    -----------------------------------
    1, 保険適応して売上が伸びるか
    2, 医療保険リスト改訂される時期はいつか
    3, 医療保険リストに収載されるか
    -----------------------------------

    【1, 保険適応して売上が伸びるか】
    医療保険リストに収載されると、国費負担の観点から薬価は抑えられることになりますが、販売にドライブがかかるので売上は一気に20~30倍になるとのことです。一概にすべての薬剤売上が数十倍になるとは言い切れませんが、こちらは元アステラス製薬有限公司の社長、現・北京日豊泰達国際医薬科技の社長&会長の正田豊氏が書籍に明記しているので、情報の信憑性は高いと思われます。

    【2, 医療保険リスト改訂される時期はいつか】
    ルオ氏が今年改訂の可能性を示唆していましたが、新華ニュースでも今年の3月に下記記事が出ています。

    >権威筋から得た情報によると、医療保険リストの調整が間もなく開始し、関連部門は医薬品価格メカニズムの改革を視野に入れ、医療保険リストの制定弁法を検討しているという。

    あくまで可能性の話なのでいつになるか分かりませんが、情報筋の間で「近いうちに改訂される」という噂が出ているのは本当のようです。

    【3, 医療保険リストに収載されるか】
    アイスーリュイは1.1類薬剤であり、1.1類として批准される薬剤は年間でも10件程度です。薬剤としての有用性は言うに及ばず、また企業としてもG20プロジェクト入選、数々の助成金交付、北京市当局からの出資等、省・行政からのバックアップもあり、各方面からの信頼の厚さも推して知るべしでしょう。さらに言えば、アイスーリュイは中国で生産されているという点も大きいと思います。

    中国は面子を重んじる傾向が強いので、専門家への関係構築が重要とされています。その点、ルオ氏は863計画執行役員、上海交通大学客員教授、中国国家ゲノムセンター要職を歴任しており、毎年、国家代表として多数の学会にも参加しています。おそらく特発性肺線に於ける専門家の間では、ルオ博士の名前を知らない者はいないでしょう。以上から考え、アイスーリュイが医療保険リストに収載される可能性は十分にあると推察できるかと思います。

  • 政府発表で年内までの難病向け保険導入が確実なものとなりましたね。ルオ氏が示唆していたのでよもやと思っていましたが、段階的にではなく【今年中】に全国すべての都市と農村に導入される、という点はビッグサプライズだと思います。備忘録のため、以前保険に関して整理した情報を修正の上、再投稿いたします。

    --------------------------------------
    1, 保険適応して売上が伸びるか
    2, 医療保険リストに収載されるか
    --------------------------------------

    【1, 保険適応して売上が伸びるか】
    医療保険リストに収載されると、国費負担の観点から薬価は抑えられることになりますが、販売にドライブがかかるので売上は一気に20~30倍になるとのことです。一概にすべての薬剤売上が数十倍になるとは言い切れませんが、こちらは元アステラス製薬有限公司の社長、現・北京日豊泰達国際医薬科技の社長&会長の正田豊氏が書籍に明記しているので、情報の信憑性は高いと思われます。

    【2, 医療保険リストに収載されるか】
    今回、対象とされているのは「重病・難病向け公的医療保険制度」となり、特発性肺線維症(IPF)は極めて死亡率の高い疾病、紛うことなき【重病・難病】です。その唯一の治療薬であるアイスーリュイは1.1類薬剤であり、1類として批准される薬剤は年間でも4件程度です。
    ttp://www.xinyaohui.com/news/201501/12/4830.html

    収載にあたっては、中国は面子を重んじる傾向が強いので、専門家への関係構築が重要とされています。その点、ルオ氏は国家ゲノムセンター要職、上海交通大学客員教授、863計画執行役員等を歴任しており、毎年、国家代表として多数の学会にも参加しています。おそらく特発性肺線に於ける専門家の間では、ルオ博士の名前を知らない者はいないでしょう。

    また企業としてもG20プロジェクト入選、数々の助成金交付、北京市当局からの出資等、省・行政からのバックアップもあり、各方面からの信頼の厚さも推して知るべしでしょう。さらに言えば、アイスーリュイは中国で生産されているという点も大きいと思います。

    以上から考え、アイスーリュイが医療保険リストに収載される可能性は十分にあると推察できるかと思います。

  • 市場が決算に期待しているのかどうかは数字を見れば明らかです。2月、赤字拡大のIRを出した翌営業日の終値は289円でしたが、現在の株価は244円です。マザーズ指数は当時よりも100円程度上げているので、GNIは指数と連動するどころか逆行しています。その間、ネガティブな発表は出ていません。むしろいくつかのポジティブなIRが出ました。政府より難病向け保険に関する発表(年内導入)もありました。にも関わらずこの株価です。
    数字から考えて、市場よりネガティブな評価を受けているのは自明ですので、通期予想通りに数字が推移していれば、市場からは好感されると考えるのが自然でしょう。過剰に好決算を煽る方は、短期筋の方か安値で拾いたい方と判断した方が良いです。
    まだまだ成長途上にあるGNI。長期ホルダーとして明日は着実に実績を積み重ねていることが確認できれば満足です。

  • 決算で安心された方も多いのではないでしょうか。「薬が売れていないんじゃないのか」「赤字拡大してるんじゃないか」「ゴールドマン・サックスが抜けてるんじゃ?」と疑心暗鬼になっていた方々の気持ちを晴らす、赤字縮小・売上拡大の好決算でした。Q2の時点で既に通期計画の56%の売上を達成しており、年初より売上が拡大している流れから考えて、Q3に向けて上方修正の期待はいやが上にも高まりますので、安心感からトレンドも上向いていくでしょう。

    しかも今後は売上に直結するタミバロテンも控えていますし、何より保険の年内導入が正式発表されているので、そういった思惑も株価に反映されている可能性が高いです。
    ttp://www.bjkw.gov.cn/n8785584/n8904761/n8904885/n8930916/10183686.html

    粗利率の驚異的な高さを考えれば、保険適応されずとも黒字化するのも時間の問題ですが、仮に保険適応されると売上は「一気に 20 倍~ 30 倍」になると予想されます。ソースは元アステラス製薬有限公司の社長である正田豊氏の著書で、下記にPDFのURLがあるので是非一読されてみてください。
    ttp://www.johokiko.co.jp/ebook/BA121205.pdf

    売上の皮算用をするのも野暮なので避けますが、保険適応後はIM社の売上推移と近しいものになってもおかしくないでしょう。IM社のEsbrietだけで19年に10.4億ドルを売り上げると予想されているわけですから、世界一のIPF患者を有する中国で同薬剤が売れない理由はありません。

    ともあれこれから年末に向けて非常に楽しみです。
    これからも長期で応援を続けます!頑張れ、GNI!

  • GNIの工場は爆心地より距離がありますし、実際、操業に関しても影響なしと確認が取れていますのでまったく問題ありません。不安な方は直接IRに問い合わせればいいでしょう。死者も多数出ているニュースで売り煽る神経、私も到底理解できないですが、それほどまでに安値で拾いたいということなのでしょう。

    決算発表後、GNIに限らず複数のバイオ銘柄が大きく下げました。今年、赤字拡大のIRを出した翌営業日の終値は289円です。当時と比べても比べてもパイプラインも順調に進んでますし、決算の数字進捗も上方修正ペースで来ています。ピルフェニドンの価値だけで考えても、今の株価はIM買収金額の1/40にまでに売り込まれており、悪材料がない中でこれ以上下げるのも限界があると思います。

    また何より、中国政府より保険の年内導入が正式発表されているので、あと4ヶ月以内に相場が大きく変動する可能性が高いです。
    ttp://www.bjkw.gov.cn/n8785584/n8904761/n8904885/n8930916/10183686.html

    数年先の材料を織り込むのが株式市場ですが、いかに材料が大きくとも業績に反映されるまでの期間が長すぎたり不明瞭であると、株価にもあまり反映されないケースも起こりえます。ただし、今回の保険適応の件は【年内導入】が確定しているので、その思惑が株価へ現れるのも時間の問題かと思われます。

    保険適応後は売上が20倍~30倍になるとも言われており、変化率が予測できないにしろ売上が大幅アップするのは間違いないです。また今回の対象となっている薬剤は「重病・難病向け」の薬剤。アイスーリュイ年間4件程度しか批准されない1類薬剤であり、特発性肺線維症(IPF)の唯一の治療薬である、紛うことなき【重病・難病】向けの薬剤です。

    収載されるか否かのご判断はお任せしますが、現状の株価は保健適応が織り込まれているどころか、保健の政府発表がある前よりも下がっています。万が一、保険適応がなかったとしても、織り込まれてすらいないわけですから、今の株価は非常にINしやす状況と言えるでしょう。何にしてもいずれは必ず保険適応されるので、今後の続報を楽しみに待っていようと思います。

  • 政府発表のエントリのURLが間違っていたので、下記訂正いたします。
    ttp://www.mof.gov.cn/zhengwuxinxi/zhengcefabu/201508/t20150803_1400327.htm
    保険の【年内導入】は思惑ではなくオフィシャル発表です。

    また以前閲覧できたNNAの有料記事の見出しが落ちていたので、参考までに検索結果ページの内容とURLも貼っておきます。
    >【中国】重病向け公的保険、年末までに全国導入=政府[医薬]2015/08/03
    >【中国】大病保険を全面導入、患者の医療費負担軽減へ[経済]2015/07/24
    ttp://goo.gl/ny3wfp

    また上海在住の方が下記ツイートされていたので是非参考にされてください。
    > 中国政府は、重病・難病向け公的医療保険制度(大病保険)を今年末までに全国すべての都市と農村に導入するとの意見を発表。国民が重病や難病に罹った際、経済的な理由で治療を諦めたり、医療機関とトラブルになることが社会問題となっており、その重い医療費負担を軽減するのが狙い。
    ttps://twitter.com/myokoi1962/status/628030997041250304

    特発性肺線維症(IPF)は極めて死亡率の高い【重病・難病】であり、その唯一の治療薬が1.1類薬剤のるアイスーリュイです。経済的負担の大きさが理由で薬剤を買えなかった層も多いと思われるので、まさしくアイスーリュイのために導入されるような保険制度ですね。

    ちなみに保険収載にあたっては、中国は面子を重んじる傾向が強いので、専門家への関係構築が重要とされていますが、その点、ルオ氏は国家ゲノムセンター要職、上海交通大学客員教授、863計画執行役員等を歴任しており、毎年、国家代表として多数の学会にも参加しています。おそらく特発性肺線に於ける専門家の間では、ルオ博士の名前を知らない者はいないでしょう。

    また企業としてもG20プロジェクト入選、数々の助成金交付、北京市当局からの出資等、省・行政からのバックアップもあり、各方面からの信頼の厚さも推して知るべしでしょう。さらに言えば、アイスーリュイは中国で生産されているという点も大きいと思います。

    ともあれIPFで苦しまれている患者の元へ、少しでも早くアイスーリュイが届くことを切に望みます。

  • 冷静に読み解くまでもなく今回のIRは非常にポジティブです。

    ストックオプションの条件となっている【売上総利益 64百万人民元】ですが、こちらを現在のレートで換算すると12.4億円、粗利を74%とすると売上は16.8億となります。驚くべきは今年度の通期予想の約2倍の伸び率、それをコンサバなGNIが単なる目標ではなく、SO条件として掲げたということです。

    当然、社内では2Q-3Q(7月から9月)の売上進捗を把握していますが、これが売上が2Qと変わらない進捗率であったら、果たしてこのタイミングで強気の条件を掲げるでしょうか。保険適用の確度が高まった、という線もあるかもしれないですが、何にせよ条件を達成しなければ希薄化もしないわけで、すべてのステークホルダーにとってHAPPYなIRだと思います。

    そして考慮すべきは今回の数字はピンポイントな予想ではないという点。記載されているは【以上】です。極端ですが、仮に1,000億だとしても64百万人民元【以上】となります。先日の説明会資料の10年【以内】でも同じことが言えますが、置かれている数字はボトムラインと考えるべきでしょう。

    言わんやSO条件は【来年度以降】ではなく【平成 28 年 12 月期】とピンポイント指定、来年度は今期の2倍以上売れるとリリースしているのと同義です。

    元より長期で応援しているGNI、経営陣の皆さんには是非ともGNIの輝く未来に向かって尽力していただきたいです。

  • 中国国務院が発布した特別審査承認(承認プロセスの迅速化)制度、GNIにドンピシャですね。

    ttp://www.cjpi.org.cn/News_View.asp?NewsID=6165

    対象となる新薬の抜粋ですが

    ・稀少疾病などの予防と治療で使用される創薬
    ・国家科技重大特別プロジェクトと国家重点開発計画に属する医薬品
    ・先進的製剤技術、独創的治療手段、顕著な治療上優勢を持つ創薬

    この辺りはGNIの持つパイプラインに当てはまるのではないでしょうか。年内導入される「重病・難病向け公的医療保険制度(大病保険)」もそうですが、国内で社会問題とされている【難病・希少疾病】に、中国は制度の面から本気で改善を図ろうとしていますね。

    GNIはアイスーリュイの他にも多数のパイプラインを保有していますが、驚くべきことにすべて1類の希少新薬の画期的新薬です。今まさにGNIのために制度が整えられているようなものでしょう。1類として批准される薬剤は年間でも4件程度。今後、中国における希少疾患の分野で覇権を取る足場が着々と固まりつつあります。
    ttp://www.xinyaohui.com/news/201501/12/4830.html

    希少疾患を巡る流れは中国に限らず世界でもあります。希少疾患の治療薬は競合が少なく、有力企業を巡る買収攻勢が強まっているとの報道がありました。去年、希少疾患に強いシャイアー社がアッヴィに約5兆5千億円で買収されましたが、同じく希少疾患に強いGNIの時価総額は200億円台。いつまでもこんな安値に抑え込むのも限界があるでしょう。

  • 市場に引っ張られて随分と下げましたが、GNIには特に悪材料もなく、むしろGNIをサポートする環境が整備されつつあります。

    理解されていない方もいらっしゃるようですが、SO条件での権利行使価額は221円です。株を取得するためにはこの価格に発行価額(0.453円)を上乗せした金額を支払う必要があります。ですので、仮に条件を達成したとしても、市場で221円を上回らなければ役員に利益はでません。

    当然ですが、GNI自身は2Q-3Q(7月から9月)の売上進捗を把握していますし、保険適用や提携に関する情報等、一般株主や専門機関が知り得ない情報を誰よりも持っています。そのGNIが221円を【権利行使価額】と定めたわけですから、ここが株価のボトムであると通知してるも同然です。

    他方、株価の妥当性を判断したい場合は、同薬剤を販売しているIM社をベンチマークとして考えると理解しやすいです。私の考察で恐れ入りますが、事実のみ記載しているのでもしご参考になれば。

    http://textream.yahoo.co.jp/message/1002160/2160/17/179
    http://textream.yahoo.co.jp/message/1002160/2160/17/180
    http://textream.yahoo.co.jp/message/1002160/2160/17/181
    http://textream.yahoo.co.jp/message/1002160/2160/17/182

    他のパイプラインを抜きにして、ピルフェニドンの価値だけで考えても、いかに今の株価がいかに割安であるのか理解できるはずです。

  • ルオ氏の発言は、GNIもIM社と同等の薬剤(ピルフェニドン)を手がけていることから、相対的にみて1/6の企業価値はあるはず、という文脈となりますが、現在のレートで換算すると1,666億になります。

    この数字を詐欺だとか大言壮語の類で語る人がいますが、これはピルフェニドンの価値とアイスが抑えている市場規模を考えれば、むしろ保守的な数字にさえ思えます。

    IM社のEsbrietはFDAよりブレイクスルー指定承認を受けており、2019年には全世界で10.4億ドル(1,264億円)を売り上げると予想されています。これはピルフェニドンではなくEsbrietのみの数字です。ですのでルオ氏が語った「ピークセールスが10億ドル」というのは、現実的な数字かつ遠くない未来の話となります。

    ちなみにアイスは独占販売を付与しているAFTを通じて、オーストラリア、ニュージーランド、アセアン諸国、香港、ロシアCIS諸国と世界各国で発売されます。そのAFTは現在IPOの準備中と報道されていますが、東南アジアでのピルフェニドン市場規模は929億円と発表しています。アイスは市場で独占販売されるので、今後ロイと段階的に受け取るマイルストーンは拡大される一方でしょう。

    GNIの企業価値をはかる上ではIM社をベンチマークとして考えれば分かりやすいので、過去の投稿でマーケット規模等を元に比較しています。ご存知ない方は参考にしてください。

    http://textream.yahoo.co.jp/message/1002160/2160/17/179
    http://textream.yahoo.co.jp/message/1002160/2160/17/180
    http://textream.yahoo.co.jp/message/1002160/2160/17/181
    http://textream.yahoo.co.jp/message/1002160/2160/17/182

    他のパイプラインを抜きにしてピルフェニドンの価値だけで考えても、いかに今の株価がいかに割安であるのか理解できるはずです。

  • 本日配信のニュースですが南京市の空が汚染によりムーディーに色づいているようです。
    ttp://news.livedoor.com/article/detail/10988801/

    北京市でも大気汚染は深刻で汚染指数は最悪レベルの「危険」にまで上がっています。
    ttp://www.sankei.com/world/news/151220/wor1512200035-n1.html

    また中国は世界一の喫煙大国であり、喫煙に起因する死者が増加していることも社会問題となっています。
    ttp://www.afpbb.com/articles/-/3062675

    喫煙率も諸外国に比べて高く、男性の喫煙率は52.9%というデータもあります。
    ttp://allabout.co.jp/newsdig/c/84702

    当然、大気汚染、喫煙は呼吸器疾患の有症率に大きく影響します。アナリスト予想では、中国での売上規模は年間20億ドル以上とのことでしたが、これは他国での有病率にあわせて算出された数字が元になっていると思うので、潜在的にはもっと売上の規模は大きくなるのではないでしょうか。少なくとも他国と比べて需要が低いということは絶対にないでしょう。これはアイスに限らず他のパイプライン薬剤も同様ですね。

    アイスーリュイは1類の希少新薬です。1類として批准される薬剤は年間でも4件程度。ご存じない方もいらっしゃるかもしれないですが、GNI(BC社)は北京市当局からの出資を受けています。国・当局からのお墨付きを得ているアイスーリュイ、大仰かもしれないですが国策薬と言っても過言ではないでしょう。

    創薬の鬼門である死の谷は既に乗り越えました。【難病・希少疾病】向けに大病保険の整備も進められ、またルオ氏の熱心なプロモーション活動により医師への浸透率も徐々に上がっていくことでしょう。大きなマーケットがあり、制度がポジティブな整備され、認知が広がっていく。これから売上がどのように推移していくのは自明ですね。

    売り煽りを装った安値で仕込みたい方が増えている印象ですが、GNIの未来が信じられない人は早々に退場した方がよろしいかと思います。中国の大気が汚染されてもGNIの未来には一点の曇りもないので、私はこれからも変わらずGNIの応援を続けます。

  • 市場規模が不明だったためIRに問い合わせましたので、取り急ぎ共有いたします。
    担当者様によると、ヒドロコルチゾンは一般医薬品で用途が多岐にわたるため、市場規模の算出が難しく公式文章での記載は控えたとのことでした。ですので口頭で規模感だけ伺ったのですが、件の通り汎用性のある一般医薬品であるため市場は相当に大きいとのことで、最低でも数十億元はあるではないか、と仰っていました。公式な数字ではないですが、市場が非常に大きいということ、既存のものと比べて医薬品の伝送及び皮膚からの吸収が【著しく】改善することが分かったので、非常にインパクトのあるIRと認識しています。今後のGNIの発展がますます楽しみです。

  • >>No. 14657

    問い合わせた本人ですが、以前の書き込みで記載したように、現状は「市場規模の算出が難しく公式文章での発表は控えている」状況です。担当者より「数十億元」という発言があったのは事実ですが、これはあくまで規模感としての感覚値となるので、この数字を既成事実のように喧伝するのは控えた方がいいと思います。

    またアイスと比較するのはナンセンスだと思います。アイスの市場規模は最新のアナリスト予想で20億ドル以上と言われています。ただアイスの場合は既存市場になかった治療薬のため、市場や医療関係者への浸透に時間がかかり、薬価の高さがボトルネックになっていました。その点、ヒドロコルチゾンは既に一般市場に広く浸透しているため、普及率はアイスのそれとは大きく異なるのではないかと思っています。

    アイスはこれから収穫期を迎えることになると思います。大病保険の整備が進められ、医療関係者への浸透率も上がっていきます。大きなマーケットがあり、制度がポジティブに整備され、薬剤の認知も広がっていく。言わんやアイスーリュイはIPFの【唯一の治療薬】であるため、これから売上がどのように推移していくのは自明だと思います。

    蛇足ですが、goldmanさんは過去に黒字化を過剰に煽られたりと、皆さんにあまり良い印象を持たれていないように思います。有益な情報も多く投稿されているのに勿体ないです。狼少年ではないですが、普段みだりに買い煽りをしていると、真に価値ある情報を発信しても賛同を得られにくいことに繋がります。

    またこれも蛇足になりますが、pandaさんの文体が、過去トンデモ星占い等で売り煽っていたSapさんと重なるのですが、別人なのでしょうか。過去に同じ質問を受けていたら恐れ入りますが、同じくそう思われてる人も結構いるんじゃないでしょうか。

  • >>No. 15263

    2月から適用される国際会計基準(IFRS)によりGNIが受ける恩恵は大きいですが、2月の黒字化を煽るのはいかがなものでしょうか。失礼ですが既出の各種数字から2月の決算は赤字とみるのが妥当であり「2月の本決算で赤字になると苦しい」また「2月が無理だとしても、むしろ5月決算のほうがチャンス」等という考えをもっている人はおそらくほとんどいないと思います。

    とはいえ適用に際しては「のれん」の非償却の他、従来研究費として計上する費用も資産となるため、当然利益が押し上げられる形となり今後の早期黒字化へ期待が持てることは間違いないでしょう。

    ではどこまでの費用を資産計上できるのか。その要件(IAS38号57項)に関しては下記に記載されています。
    http://www.shinnihon.or.jp/services/ifrs/issue/ifrs-industries/pharmaceutical.html

    上市後のアイスーリュイに関する費用は要件を満たしているため、下記はすべて資産計上可能になると考えられます。

    ・製造販売後調査(IPF4相)
    ・放射線性肺炎(RP)
    ・糖尿病腎症(DN)
    ・結合組織疾患を伴う間質性肺疾患(CTD-ILD)

    また他社から取得したものも同様の扱いになるため、タミバロテン関しても資産計上の対象となるのではないでしょうか。タミバロテンはアルツハイマー病の治療薬としても注目されているため、今後の適応拡大に関しても期待が高まります。

    資産計上するかどうかの判断は経営者に委ねられるとのことですので、最終的にはルオ氏の意向次第ということになりそうですが、このタイミングでIFRSを採用したわけですから、きっと早期に黒字化を目指すための手段として活用されることと思っています。

    また資産計上の条件は製品販売が必須ではないようですが、アイスーリュイ誘導体であるF351に関しても、進捗次第ではスコープに入れることができるのではと思っています。この辺りは私も専門ではないので、詳しい方がいらっしゃればご教授いただきたいです。

  • >>No. 15266

    自レスですが、仮にホルダーが落胆することがあるとすれば、ストップオプション条件としてGNIがコミットしている「平成 28 年 12 月期の売上総利益 64 百万人民元以上」が達成されなかった場合だと考えています。

    SO条件での権利行使価額は221円です。株を取得するためにはこの価格に発行価額(0.453円)を上乗せした金額を支払う必要があります。ですので、仮に条件を達成したとしても、市場で221円を上回らなければ役員に利益はでません。そう考えると今の株価がどれだけ割安なのかが理解できるかと思います。

    当然ですが、GNI自身は一般株主や専門機関が知り得ない情報を誰よりも持っています。そのGNIが221円を【権利行使価額】と定めたわけですから、221円を株価のボトムであると通知してるも同然です。つまり今は、将来、役員が取得する金額よりも安く市場で購入できる状態にあります。今後はひかえてる材料も大きいことから、2016年も力強く戻していく展開になることを期待します。

  • 信用買残の多さから需給が悪化して、現状あたかも売り圧力が強いような書き込みが見られますが、事実はまったく逆です。冷静に需給指標を読み解きましょう。

    空売りの実態を正確に把握するためには貸付残高(有担保・無担保)を確認する必要があり、需給は「信用買残/貸付残高」の比率によって判断しなければなりません。

    貸付残高に関しては下記サイトより確認が可能です。
    ttp://www.jsda.or.jp/shiryo/toukei/kabu-taiw/

    貸付残高:13,446,056株(有担保:13,124,056 / 無担保:322,000)

    発行済株式における空売りの比率は11.8%となり、異常なまでに売り込まれているのが分かります。空売りは目下の下降エネルギーになるため、悪材料なく株価が低迷した主な原因はここにあると判断できます。

    一方、信用買残はご存じの通り下記となります。

    信用買残:7,330,000株

    Yahooの信用残時系列を確認すれば分かりますが、ここ数年間の上昇局面では1,000万株を超えており、過去のデータと比較しても現在の信用買残は少ない水準にあると言えます。

    そして肝心の信用倍率(信用買残/貸付残高)を確認すると驚きの0.54という数字になります。信用買いの戻り売り懸念に対して、およそ2倍の買い戻し期待が存在することになります。

    この信用買残が減らないと株価が上昇しないという発言は詭弁であり、悪質な書き込みとあると同時に、印象操作による株価操縦に問われるリスクがあることを承知しておくべきです。

    新興系のバイオは空売り比率がが高い傾向にありますが、マザーズ市場でもここまで売り込まれている銘柄は他にないと思います。試しに他の銘柄を調べてみてください。GNIに溜まりに溜まったマグマがどれほど大きいものなのか理解できるはずです。

    債務超過懸念・不祥事が発覚した企業ならいざ知らず、GNIは死の谷も乗り越えた製薬会社であり、これから大変貌を遂げる正に過渡期にあります。豊富な材料は言うに及ばず、この異常な需給バランスの歪みも好材料です。過去、同様のケースで大相場となったケースは数多くあります。

    明けない夜はありません。GNIの明るい未来を強く信じ、私はこれからも応援を続けます。

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