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(株)ジーエヌアイグループ【2160】の掲示板 2015/08/01〜2015/08/08

政府発表で年内までの難病向け保険導入が確実なものとなりましたね。ルオ氏が示唆していたのでよもやと思っていましたが、段階的にではなく【今年中】に全国すべての都市と農村に導入される、という点はビッグサプライズだと思います。備忘録のため、以前保険に関して整理した情報を修正の上、再投稿いたします。

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1, 保険適応して売上が伸びるか
2, 医療保険リストに収載されるか
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【1, 保険適応して売上が伸びるか】
医療保険リストに収載されると、国費負担の観点から薬価は抑えられることになりますが、販売にドライブがかかるので売上は一気に20~30倍になるとのことです。一概にすべての薬剤売上が数十倍になるとは言い切れませんが、こちらは元アステラス製薬有限公司の社長、現・北京日豊泰達国際医薬科技の社長&会長の正田豊氏が書籍に明記しているので、情報の信憑性は高いと思われます。

【2, 医療保険リストに収載されるか】
今回、対象とされているのは「重病・難病向け公的医療保険制度」となり、特発性肺線維症(IPF)は極めて死亡率の高い疾病、紛うことなき【重病・難病】です。その唯一の治療薬であるアイスーリュイは1.1類薬剤であり、1類として批准される薬剤は年間でも4件程度です。
ttp://www.xinyaohui.com/news/201501/12/4830.html

収載にあたっては、中国は面子を重んじる傾向が強いので、専門家への関係構築が重要とされています。その点、ルオ氏は国家ゲノムセンター要職、上海交通大学客員教授、863計画執行役員等を歴任しており、毎年、国家代表として多数の学会にも参加しています。おそらく特発性肺線に於ける専門家の間では、ルオ博士の名前を知らない者はいないでしょう。

また企業としてもG20プロジェクト入選、数々の助成金交付、北京市当局からの出資等、省・行政からのバックアップもあり、各方面からの信頼の厚さも推して知るべしでしょう。さらに言えば、アイスーリュイは中国で生産されているという点も大きいと思います。

以上から考え、アイスーリュイが医療保険リストに収載される可能性は十分にあると推察できるかと思います。