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(株)イントラスト【7191】の掲示板 〜2017/01/25

イントラストの桑原豊社長「経常利益率25%目標」

2016/12/7 17:23日本経済新聞 電子版


総合保証サービスのイントラストが7日、東証マザーズに上場した。公募・売り出し価格(公開価格=630円)を36%上回る854円で初値を付けた。終値は753円。記者会見した桑原豊社長は「経営努力で売上高経常利益率を25%まで伸ばせる」と意気込みをみせた。主なやり取りは以下の通り。

 ――初値が公開価格を上回りました。


 「自らが思う金額ではなく、市場で客観的に決まった価値なので真摯に受け止めている。今後も成長を続けていくことで投資家の期待に応えていきたい」

 ――どのように成長をしていくのでしょうか。

 「家賃保証市場は継続的に拡大していることに加え、大手の不動産管理会社と組んで案件を確保している。大手の会社は体力があるため、保証の金融の部分は自分でやり、審査業務や未払い時の請求、回収だけの役務を担うことが、2016年3月期以降増えている」

 「(こうしたビジネスの拡大は)当社にとっては再保証のコストが必要なくなり、利益率の改善につながっている。17年3月期の売上高経常利益率は21.8%を見込む。今後も経営努力で25%までは伸ばしていけるだろう」

 ――契約件数や他の分野への展開は。

 「契約件数自体は2016年8月末時点で24万件ある。今後2~3年は年8万件の新規契約が見込める。入居者の15%程度が毎年退去していくので、契約の純増は1割強に相当する4万件超を見込んでいる」

 「家賃保証のノウハウの横展開も手掛けていく。少子高齢化を踏まえて力を入れているのが介護施設や病院の費用保証だ。三井住友海上火災保険と提携し、三井住友海上の営業網を生かしながら事業を拡大していく」

 ――株主還元はどのように考えていますか。

 「17年3月期の年間配当は5円を見込んでいる。配当性向にして11%の水準だ。株主還元は重要だと考えており、積極的かつ大胆に還元していくつもりだ」(菊池貴之)